子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

秋の声楽教室

2008年09月16日 | 音楽

春から通っている声楽教室、いつも新しい発見があって興味深く、勉強したことを書きたいと思いつつ、時間がなくて書けない私です。
時々書くとしよう

先週、今週の曲は井上陽水の「少年時代」、♪夏が来れば思い出す・・・の「夏の思い出」、♪夕焼け小焼けの・・・「赤とんぼ」。
いつも季節感が感じられる曲を先生が用意してくれます。

「少年時代」
曲調がきれいなので気持ちよく歌える分、歌詞を考えなくなるので、歌詞をイメージして。

「夏の思い出」
絵画を見ているように客観的に歌う、自分が訪れているように歌う、誰かから聞いた風景をイメージしているように歌う、曲の伴奏の調子を意識して歌う・・・など、曲のイメージを各々頭に描いて歌いましょう。

「赤とんぼ」
1~4番の情景を考えながら。
1と4の前半は同じ歌詞(夕焼け小焼けの赤とんぼ)だけど、2と3があっての4はまたイメージが違うはず。それを踏まえて歌う。

う~む・・・。先生のお話し、説得力がありますね

私は「赤とんぼ」の歌が好きで、秋に歌う子守唄はゆっくりしていることもあって、これが多いです
私の故郷は田んぼだらけでした。
秋の稲刈りが済んだあとの田は、稲の茎が切られたあとだけど、黄金色の絨毯に赤とんぼがひょいひょいと飛んでいました。
この、のどかな風景は忘れられません。

「赤とんぼ」の歌詞をつぶやいている人は、母に背負われて見ていた・・・桑の実を摘む手伝いをするようになり・・・十五で姉は嫁に行ってしまった・・・そして、今、どこかですぐ目の前にとまっている赤とんぼを見ている・・・
そんな歌詞でしょうか。
明るいけれど、どこか切ないメロディー・・・。
成長するとともに親や兄弟との別れもあったでしょう・・・。
赤とんぼは今も変わらず飛んでいるけれど、もう過ぎ去ってしまった思い出・・・。
温かく懐かしみながらも、わびしさも噛みしめているような・・・。
4番まで来ると、歌いながら鼻声になってきますね・・・。

受講者はほんの素人ばかりですが、この一時間を一生懸命自分なりに声を調えて、美しい景色を思いながら歌っています。
いつも世間話をしてる声とは多少違って(笑)、なるべく美しい声を出そうとする空間。
傍から見れば、どうということのない時間ですが、やっぱり何か美しいものを目指すひとときというのは素晴らしいものだと感じます。
そんな時間がある人生が豊かなんだと思う夏の終わりなのでした。

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