特別法話会『輪廻と業果』-過去・現在・未来と「私」をみつめる
11月11日(木)ダライ・ラマ法王による特別法話会が広島市文化交流会館(旧厚生年金会館)において開催されました。妙覚寺からは住職・若院・坊守・仏教婦人会の方々10名が出席しました。明日からはじまるノーベル平和賞受賞者平和サミットの出席にあわせて開催されました。
お釈迦さまは創造主でもないし、おねがいをして叶えてくださる方でもないのです!お釈迦さまは心の垢を落とす方法を教えて下さるのです。心の垢を落としていく方法、それが「道」である。心を清らかにし、煩悩を滅していく「道」である、と話されました。
ダライ・ラマ法王より、仏教の伝統的な見解をお話いただきました。仏教の考え方を知り、ひとりひとりが生き方のヒントとし、すべての人が、より充実した毎日を送ってほしいととおっしゃていました。仏教の教えを聞き、仏となる道を歩む人生を送りたいものです。
「問題が起こる原因、それは私たち自分自身にある。そしてその解決もまた私たち自身からはじまる。変化はあなたの心からはじまります」
最後に原爆の投下された広島の人々ひとりひとりが、すべての人々のために行動を起こすことが大事です。広島の人々こそ平和・環境破壊の問題に、大きな貢献ができる人々です。よりよき世界を作っていくことのできる人々です、と述べられました!