移植後DAY2296

▼本日のキニナリ
血圧(朝測れず)(夜測れず)
体温(朝測れず)(夜測れず)
ドライアイ(中)

▼本日のカクテル
ランデル(降圧薬)
ロスバスタチン(降LDL-C薬)

▼本日の父上
○『そろそろです宣告』をされてから早くも6日目
○危ないサイン=血圧低下、酸素飽和度低下、呼吸減少、心臓の動き低下、長時間排尿なし
○なので、そういうサインを静かに見守っていきましょう、との看護師さんの話
○吸入酸素量3l/分に下げられる
【06:00】バイタル良好
【09:30】おむつ交換<排尿なし7H経過>
【10:00】徹夜組の姉上とバトンタッチ
○姉上は近くの葬儀屋さんで大まかな打ち合わせをしてから帰宅
○介護休暇ってのはあるみたいだけど、『看取り休暇』ってのはさすがにないよなぁ
○専業主婦+ほぼ無職の二人体制でもいっぱいいっぱいで限界近いのに、お勤めしてたら絶対無理だよなぁ、などとぼんやり考えたりしつつ
○頭の中ぐじゃぐじゃでおかしくなりそうだから、メモ帳に時系列順に父上の様子やお世話の様子をひたすら記録していたことでしたよ(そのメモを見ながら現在こうして日記を書いている)
○白血病入院中もそうだったけど、何時にどんな治療して、って記録するだけで、不思議と頭の中が整理されてざわめきが鎮まっていくものだからぬ
【11:10】痛み止めテープ交換(『病的骨折』といってすでに背骨が折れていて激痛なので、その鎮痛)
【11:20】看護師さんと一緒に目薬をどぼどぼ点して、眼球にびっしりこびりついた目やにをふやかし取るも
○結局目が開きっ放しになって瞬きができないので、目を守るために瞼をテープ留めされてしまう
○死体みたいで怖いお顔になったった(´༎ຶ۝༎ຶ)
【14:00】体位変換、おむつ交換<排尿なし12H経過>
○顎をカクカクさせる変な呼吸に変わったのですが、と介護士さんに伝えたら慌ててナースを呼びに行く
○何度呼びかけても揺さぶっても反応なし
○看護師さんが飛んで来て容体チェックして慌てて師長を呼びに行く
【14:20】看護師長が飛んで来て『下顎呼吸(現時点の顎カクカク呼吸)から無呼吸時間が徐々に長くなり、やがて呼吸停止します』『今度こそもうすぐのサインです』『お姉様を呼ぶなら今すぐ』『私達は一旦下がりますのでご家族だけで静かに見送ってあげて下さい』と
○でもな、これまでも何度も何度も呼吸弱くなって何度も復活してたしな、徹夜して交代してやっと自宅で仮眠に入れたであろう姉上を叩き起こしちゃって、今回もやっぱりまた復活しました、ってなるのもな
○などと一瞬躊躇したものの、いやこれが本当の本当の最後だったら一生後悔する、と慌てて姉上にTEL
○姉上泣きながら『すぐ行く!!』と
○もう返事が返ってくることはないし聞こえてないかもしれないけど、父上の手をさすりながら話し掛け続ける
○ありがとう、とか、これでもうやっと痛くなくなるね、苦しくなくなるね、とか語りかけていたように思う(あまり記憶なし)
【14:38】完全に呼吸が止まる
○下顎呼吸からの変化があっという間過ぎて呆然としつつ
○ナースコールし、看護師さんにも呼吸停止を確認してもらう
○姉上に『ごめん、間に合わなかった、たった今』と電話する
○泣きながら車すっ飛ばして来た姉上到着
【15:35】ドクターチームがやって来て死亡診断『えー、15時35分、ご臨終です』
○ほほぅ、役所提出書類的には1時間後なのか、そりゃタイムラグ出るよな、などと妙に冷静だったわし
○スタッフさん達が、髭剃ったり体拭いて綺麗にして件の服に着替えさせたりして整えてくれて
○葬儀屋さんがさっそく遺体撤収に来てくれて(葬儀場の霊安所へ移動)
○義兄も駆け付けてくれて、居室の荷物をまとめて全部撤収して車に積んで
○退所手続きして
○毎日顔合わせてたからもう戦友みたいになってたスタッフの皆さんに、心からの感謝を伝えてお別れして
○そのまま葬儀所へ行き、葬儀日程やら祭壇のグレード決め等々の詳細打ち合わせ
【18:40】葬儀打ち合わせ終了
○父上が息を引き取ってから4時間ずっとあわあわバタバタしっ放しで悲しむ余裕など1mmもなし
○なんだか現実的過ぎてリアル過ぎて逆に現実味に乏しいような不思議な感覚で
○想像していた『父親との別れ』とは全然違うもんだぬぅ、などと考えつつ電車に乗り、母の待つ実家へ

▼本日の母上
○一人でいる時に電話で知らせるのは危険だから対面で告知しようと姉上と決めたので、まだ父上の死を知らない母上
○どうやって告げたらできるだけショックを与えないで済むのか、頭を悩ませながら帰宅
○相変わらずお疲れ様の一言もなくテレビ画面を向いたままの母上に『ちょっとごめんね、こっち向いてね』とテレビを消し
○コンビニで買って来た煙草を、食卓に座っている母上の目の前に3つ置き『これはママの分』、父上の座席の前に1つ置き『これはパパの棺に入れる分』と、そんな形から入ってやんわり父上の死を報告したところ
○『えっ...』と絶句した後、『まぁね...そう...仕方ないね...いやんなっちゃう...』とひとしきり何やらブツブツ呟いた後、そそくさとリモコンを取ってテレビの電源ONしてバラエティ番組視聴再開
○まぁ泣かないだろうとは予測してたけど、さすがに脳内ぐるぐるなんだろうな、テレビ見て現実逃避しようとしてるんだろうな、などと思いつつ
○あまりのボリュームの大きさに頭ガンガン痛くなりながら、しばらく近くで見守っていたことでしたよ

○その後、Kおじにも電話で報告してあたたかい言葉をたくさんもらったり
○葬儀屋さんに遺影用の画像データを送ったり、バタバタしつつ
○やっぱり実感ないよなぁ、明日もまた電車乗って施設行って徹夜組の姉上と付き添い交代しそうだよなぁ
○などとぼんやり考えつつ

○そんな父上入所Day7そして旅立ちの日の話ᕦ(・ㅂ・)ᕤゼアッ
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