移植後DAY2299

▼本日のキニナリ
血圧(朝140/103)(夜測れず) ←Σ(゚Д゚)
体温(朝36.1℃)(夜測れず)
ドライアイ(中)

▼本日のカクテル
ランデル(降圧薬)
ロスバスタチン(降LDL-C薬)

○ぬっという間に葬儀当日の朝を迎える
○母上と一緒にKおじの車に乗せてもらい、少し離れた街の葬儀会館へ
○喪主代理である姉上はひたすらてんてこ舞いで超多忙
○経験者の義兄がテキパキ助けてくれて本当に助かったですよ
○会場入口には、米寿祝い時に撮った写真を散りばめた額縁や父上愛用のお湯呑み、菊の写真等を飾って、集まってくれた皆さんに式開始時間までのんびり見て貰ってたですよ
○いやしかし、わしゃとにかく前夜から母上のお仕度と世話でいっぱいいっぱいで(とイイワケしたい)、肝心の当日大ポカだらけ
○葬儀用の黒いバッグにはお財布入らないし現金なんか必要ないだろうと小銭500円位しか持って行かなかったところ
○『ぬぇ?香典って娘のわしも出すものなにょ?』『供花代って当日現金回収なにょ?』ということでいきなり身内に借金三昧\(^^)/バカネー
○そんなこんなで、ごく身内だけの家族葬ひっそりスタート
○お通夜を省いて告別式と火葬のみを1日で執り行う『一日葬』というスタイルで(高齢会葬者への負担が少なくてすむので最近増えてるそうな)
○んで告別式から初七日までも一気に法要しちゃう『式中初七日』という形式なんだけど
○告別式の読経を終えたお坊様が『続きまして初七日の読経に入ります~』って予告してから初七日用のお経に入ったのが、なんだか『次の曲は~』ってライブ中のMCみたいでツボに入っちゃって肩震えそうで困った
○あと、宗派によるものなのかそのお坊様の我流なのか、木魚が裏打ちで激しくかっこよくて(表打ち=ポク、ポク、ポク 裏打ち=ンポ、ンポ、ンポ って表現したら分かりやすいかしら余計に謎かしららら)
○しかもその裏打ちビートに乗せたお経の抑揚の付け方ががまた素晴らしく(内容は分からないけど)、ついつい肩や足がリズムに乗ってしまいそうになって困った(ゴスペルだったら立ち上がって踊りながら歌い始めちゃうシーンなんだろうな、ってかんじの高揚感)
○んで読経を終えたお坊様から、なるほど、ほほう、そういうことなのか、と宗教に関心のないわしの心にも激しく響くような素晴らしい説法を頂戴した後、いよいよ出棺の儀式
○父上の旅立ちのお供として御棺に入れたもの:父上が育てた菊の写真いっぱい、ミニ紙パック日本酒、煙草、ナンプレ雑誌(with鉛筆消しゴム)、農作業用エプロン、父上の好物だった漬物by母上、孫の手(最後の最後まで背中痒がってたから)
○煙草には会館のスタッフさんがマッチを添えてくれたですよ
○ビン缶プラ等、入れちゃいけないモノの縛りが結構厳しい事も今回初めて知りましたよ
○ほいで溢れるほどたくさんのお花と共に、出棺
○会葬者は車に分乗して近くの火葬場へ移動
○わしと姉上は霊柩車に同乗して父上と共に移動
○炉前読経~焼香など納めの式をして、いよいよ火葬炉へ
○焼き上がりまで(って表現も変だけど)は別室にて、参列してくだすった方々をお食事とお酒でおもてなしして
○お骨上げの儀式
○ここでちょいとね
○急変から死に至るまでの3週間ほぼびっちり父上を見てきた娘としては
○『親の最期を看取る』というよりは『1つの生命体が生体活動を終了していくさまを観察していた』感覚に近いのですよ
○父上の胸郭をパカッと開けると小さな配電盤が格納されていて
○そこにズラリと並んだ黒いスイッチがひとつひとつパチン、パチン、と降りていくのを見ていた感じ
○そんなだからね、火葬に至っては、88年も生きて動いてたのにほんの小一時間で有機質から無機質へ変換されちゃうものなんだなぁ、と
○何とも妙に静かな不思議な感覚で、焼き上がった父上の骨を拾ったことでしたよ
○ほいで皆さんと現地解散し、葬儀は無事終了
○父上の仮位牌と遺骨と遺影と一緒に姉上カーで幸手リアの自宅へ帰還
○ホッとする間も着替える間もなく、葬儀屋さんが『後飾り祭壇』という自宅用の祭壇のセッティングにやって来てくれて
○万事整えてからやっとこさ『やっと帰って来られたね父上、お帰りー』と、お酒と煙草供えてお線香あげてお帰りなさいの儀(勝手に命名)して
○骨になった父上、母上、娘2人の計4人が久々に揃った、幸手リアの夜だったのでした

▼本日の母上
○入院してから一度も父上の顔を見ていなかった母上
○たった3週間で人相変わるほど痛々しく痩せこけてしまった顔(棺の中の)とご対面するわけなので、ショックで心臓止まっちゃうんじゃないかと危ぶんでおったのですが
○もちろん平静を装ってたんだろうけど、卒倒することなくえがったえがった
○座席配置的にわしからは見えなかったけど、式中は少し泣いていたらしい(姉上談)
○耳が遠すぎて、せっかくのお坊さんの素晴らしい説法も係の人の案内の言葉も何も聞こえておらず、ちょいちょいアレだったけどどど
○帰宅後は、夫の葬儀を無事に終えることができてホッとした様子の母上でしたことよ

○父上のいないわしの家の話Day3ᕦ(・ㅂ・)ᕤゼアッ
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