111km圏の海

魚採りと飼育の記録

再度、磯へ

2016-09-12 21:27:36 | 魚採り
9月3日、再度前回と同じ磯へ。
今回の目的は、一応放流。

1日に採った『チョウハン』と、その前に採った『シマハギ』を放流するため。
『チョウハン』は、「餌付け水槽」に入れる前に片側の胸鰭の付け根周囲にカビ様の物を発見。明らかに病気。
薬浴しても難しいと判断。放流を決めた。
そして『シマハギ』。こちらは、最初は「餌付け水槽」内を泳ぎ回り元気だったが徐々に動きが少なくなった。
おそらく「餌」。好みに合わない?

それから、長らく滞在して頂いて居た『ニシキベラ』も。


放流は元居た「タイドプール」と思ったが、魚採りの人も居たので外海に放した。




放流目的と言いながら、しっかり「魚採り」の道具は携帯。
今回は、土曜日。賑やか。子供の声が響く健康的な磯。

先ず 1日に採り残した『チョウハン』を確認。
前回同様、「小さな石」をドボン。
待つ間を利用して、他の「タイドプール」を偵察。
でも、主だった「タイドプール」は子供たちのプール。とても魚採りの状況ではない。


戻って、とにかく恐い顔をして子供たちが近づかない様に「この場所」を死守。嫌な奴。
死守しながら辺りをキョロキョロすると『トゲ』を採った隣の「タイドプール」に『ナミ』が。
前回、学んだ事を思い出しながら「網」を出す。しっかりキャッチ。

そして『チョウハン』も「大きな石」を離れていた。
「大きな石」への退路を塞いでしまえば、あとは「網」の中へ追い込むのは容易。
強敵は雰囲気を察知出来ない子供たち。そんな子供たちは別の「タイドプール」で「カニ釣り」に夢中。
じっと我慢の 10数分。サッと「網」で「大きな石」の前を塞ぎ、慌てる『チョウハン』は隠れる所のない岩場へ。
そして「網」の中。

この場所は、もう居ないと判断。
放流した『シマハギ』を採った「タイドプール」。


さっき、偵察した時は親子で魚採りをしていたが今は無人。
縁に立ち、状況確認。『フウライ』発見。また、『シマハギ』も居る。
『シマハギ』は放流したばかり。なのに、身体が勝手に追いかける。真剣モード。
「網」に入れてから、どうするの? 持って帰るの?
やっぱり、自信ないので直ぐに放流。


再度、縁に立ちキョロキョロ。
直ぐ足元に、チビ『メジナ』 2匹(この時は、よく見ずに『メジナ』判断)。
近くに『フウライ』を確認。頭の中で追い込む方向を描き、静かに背後からゆっくり追う。
警戒されたら距離を置く。何度かやるうちに思った方向に追い込む。が、さっきのチビ『メジナ』が視界に!

こいつ『メジナ』じゃない。『スズメダイ』の仲間だ。そして、薄っぺらな脳内図鑑には該当なし。
そう確信した瞬間『フウライ』は眼中から消えた。
そして、2匹の『スズメダイ』の仲間と格闘開始。
見失ったら、しばらく待つ。そうすれば元の場所に現れる。これを 10回程繰り返し「網」の中へ。

写真が撮れたら紹介します。


そして、最後に『チョウハン』を、もう 1匹。
子供たちが水遊びをしていた浅い「タイドプール」で。
まさか、こんな所に。
4・5人の子供たちが「網」を振り回していた直ぐ近く。

子供たちは、急に「両手に網のおっさん」が突進してきて驚いた様子。
そのあと隅で網をコソコソと動かし、満面の笑みで去って行く。
「変なおっさん」と思われていないとよいのだが…。