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死刑宣告(アップデート)は、つらすぎる。


インターネットとリンクしているPCやスマートフォンを起動すれば、
アプリやユーティリティが更新(アップデート)を促してくるときがある。
膨大なデーターを処理するシステムでは、
プログラム上の問題点が、運用後に見つかることが、どうしても多く。
そうやってアップデートしても、使い勝手が良くなっているわけでもない。
数年前、スマートフォンのシステムがアップデートで増大したことから、
“メモリーの容量が足りません”と、しつこく表示されることになり。
かなり悩まされることがあった。
結局、そのスマートフォンは使えなくなったが、壊れた訳ではなく。
現在でも、電源を入れれば、正常に起動する。
しかし、アプリをインストールし、サイト上のサービスを利用するのは、
不可能であり、諦めるしかなかった。



松本零士のコミック作品「銀河鉄道999(スリーナイン)」では、
主人公たちは、機械の身体を、無料(ただ)でくれる星を目指して、
旅を続けるというものだった。
この物語では、機械の身体を得れば、
永遠に生き続けられると言っていた気がする。
たしかに…。
生身の肉体は、やがて衰え、そして脆い。
対して、機械でできた身体であれば、
エネルギーが供給されていれば、いつまでも動き続けられる印象もある。
しかし、機械にも寿命があり。
社会やシステムに合わなければ、開発段階で誕生することすらない。
アップデートを促すメッセージは、
愛着のある機材や電子端末を手放さなければいけない寿命宣告とも、
アップデートに対応しきれない機種や機体への死刑宣告にも思えてくる。
「如何なるものも“死”からは逃れられない!」
「永遠に生きられるものなどいない!」とも聞こえてしまう。

蛇足:
今回の内容からは離れるが、漫画家の矢口高雄さんが亡くなられた。
著名人たちが、このコロナ過において亡くなっていくのは、
正直、淋しいものがある。
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匿名するは、訳にあり

(序文?)
子供の頃、転勤の多い父親の仕事の影響から、
何度も引っ越し、転校していた。
そんな状況もあり、
同級生たちとの話題についていけないことも少なくなかった。
そういう子供は、からかわれることも多く。
どこか置いてきぼりにされたような気分にもなった。
やがて周囲とは、距離をとるようになっていくのだけど、
そうすると理解のない大人たちの言動がうるさくなっていく。
「(大人には)それなりの事情があるのだから、仕方がない」
「みんなも(子供同士なら)分かってくれるよ」
こんな言葉を、当たり前のように言う。
正直、そんなもの分かりようがない。
いや…、誰も分かろうとなんかしない。
こんなドロドロとした暗い感情をかかえていれば、
他人との会話にも苦労していくことになる。



さて…。
以上のような“こと”は、
匿名性のあるネット上でもなければ記せない人は、
少なくもないと思われる。
“誰”が言ったのかを知られることもない匿名だからこそ、
伝えられることは、かなり多い。
実名で、同僚や上司のハラスメントや不正行為、
企業レベルの不祥事などを伝えれば(チクれば)、
生活や社会的な環境を脅かされ、
社会人なら、職場での居場所を失ってしまう人間もいる。(※)

※実体験、一部の事実を伏せてレポートしようとしたが、
上手くまとまっていないけど、ね。

現代の社会は、どこもメディアコントロールされている。
巨大な象に踏みつぶされるしかないアリのような存在には、
不満の声を上げられないこともある。
例え、アリでも群れをなせば、
象でも倒せるというのは童話の世界だけの話でしかなく。
そんな社会の実態を、ネットの匿名性は伝えられるようにしてきた。
匿名での情報提供を可能とするインターネットは、
不正や腐敗の事実を、第三者に伝えられる数少ない手段。
公明正大を謳う教育機関でさえ、イジメのような事柄を隠蔽し、
告発しようとする者への圧力をかけていた事実がある。
テレビや新聞のようなマスコミでさえ、
不都合な事実は伝えてくれないことが明らかになったことを、
苦々しく思っている人間は少なくもない。



コロナウイルスによる自粛生活を余儀なくされた2020年5月において…。
SNSでの誹謗中傷によってテレビ番組に
出演していた著名人の自殺という悲劇が発生した。
女子プロ〇スに興味もなく、テ〇スハウスという番組の事情も知らない。
だから、亡くなった若い女性に起きた不幸については、
まるで分からない。
ハラスメントやプライバシーの侵害にあたる行為があったのは、
匿名性のあるネット上だったことも無視できないから、
SNSへの誹謗中傷を抑止する動きもあると聞いている。
デジタルインフラの社会的な影響を考えれば、
正しいことにも思えるが…。

インターネット上から匿名性が失せれば、
実社会での不正や不当な行為も、メディアコントロールされかねない。
「インターネットを通して、不都合な情報(都合の悪い情報)が、
世間に知られないように抑制したい」と考えている人間は多く。
その手段も生まれつつある。
デジタル社会の現代において、
「政府や大企業(報道機関も含む)」が善良であるという考え方は危険であり。
事実、そうではない。
もちろん大企業ではなくても、例外ではなく。
ネット社会の匿名性を疑問視する前に
ネット社会からの反撃を恐れているのは、
どのような人種(存在)なのかも考えて欲しいところ。
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デジタル機器との現実社会(リアル)…。

(画像は、先週末の秋葉原。本文との関連はありません。)

チェ・ゲバラが処刑された地でもある南米ボリビア。
このボリビアを舞台としたコンピュータゲームを、
ここ数カ月、友人の誘いもあって楽しんでいる。


昭和世代のファミコン人間には、
現在のコンピュータゲームには驚かされることが多い。
まるで実写映像のようなリアルなCG映像の世界で、
主要キャラクター(主人公)をアナログコントローラーにより操作できる。
デジタルに対して、アナログと言えば…、
どこかレトロで、一世代前のものにも聞こえる。
だが、アナログ信号をデジタル技術で再現するのは、
制約が多く、複雑で高度な処理能力を求められる。
アナログコントローラーは、操作レバー(スティックレバー)だけでなく。
「決定」や「解除」を行なうアクションボタンへの「強」「弱」まで、
認識できるコントローラーとなり。
レーシングゲームなどでは、
アクセル(スロットル)を一気に踏み込むように、強くボタンを押し込めば、
エンジンの回転数が急加速するような演出まで行われる。
ブレーキでの操作の場合にも、一気に押し込んで、急ブレーキをかけられる。
これだけ高度で複雑な操作を処理できるようなゲームのシステムは、
業務用のゲーム筐体でもなければ、かつては不可能だった。
そんなアナログコントローラーも、目新しい技術ではなく。
10年ほど前から、家庭用のゲーム機にも用いられている。
子供の頃に夢見ていた未来社会とも異なり。
いつもの生活…、
当たり前の日々の中にいると忘れそうになるけど。
かつては、SFの世界でしかあり得ないようなことが、
当たり前になりつつあることを実感する。



さて…。
実写並みの映像で展開されるリアルなゲームであっても、
現実とは異なるのは、仕方のないことなのだろうか?
例えば、現実の世界では、車輛(自動車)のハンドルから手を放したまま、
運転するドライバーなどは、まずいない。
オートバイなら、尚更となる。
しかし、アナログコントローラーは、
ハンドルとは違って、ボタンやレバーに触れていれば、
指先の圧力を感知して、運転中の車体が不安定に揺れることになる。
コントローラーから、手が放れている状態が、
もっとも車体が安定するという状況には、強い違和感がある。
(現実ではないのだから、仕方がないけど、ね)
それでも、フルCGによるゲームの世界(ヴァーチャル)が、
現実社会(リアル)に近付いてきたのを感じる。
いずれ現実を超えるデジタル世界ができたとき、
“何”が現実となるかも変わってしまうのかも知れません?
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SF社会の通貨は、コメディホラー!?


今回のコロナショックは、世界的な規模の災害(注)となった。
今やストレスプラネットとなってしまった地球だけど(?)。
その影響からネットを利用することが増えている。
それなりにPCやネットの扱いには慣れているつもりだったけど、
正直、サイトやシステムの使い勝手が悪いことも少なくなく。
「こんな不便でバカげたものを使ってられるかぁ!」と…、
ハードウェア(コンピューター)よりもオペレーター(人間)の方が、
ショート寸前である。
注:地球規模とは言え、疫病の蔓延を「災害」と呼べるのかは、
国語や社会の先生に聞きたいところ。



さてと…。
自宅でも職場でもネット利用者の画面上には、
“あなたへのオススメ”が表示されることが多いけど。
いつも見当違いなものばかりがオススメされてくる。
その理由は、何となくだけど分かっている。
F〇cebookや〇mazonなどを利用していないからだろう。
IT企業のシステムは、
どこのサイトを利用して、何を閲覧されたのかを確認することで、
何が求められているかを導き出す。
古典的な大衆操作のノウハウを応用しているけど、
悪質とも言い切れないシステム。
「今、あなたが欲しいものはありません」という回答はなく。
ネット上に溢れる情報やシステムには感情もない。
ある意味、勤勉律儀で無神経、無感情な“押売(おしうり)”が、
24時間365日でも働き続けているようなもの。
いつまでも主人公が追い回されているオカルト映画のパロディにも思え、
ゲンナリしてくる。



世界的レベルでの電子インフラの発展から、
キャッシュレスが望まれているのは分かっている。
正直、電子マネーのサイトには、
○○%offなどという文言が並び、魅力的にも思える。
それでもネット上のシステムが、たっぷりと無神経、無感情にも
“あなた(私)へのオススメ”を送ってくるのも予想される。

そうでなくても、コンピューターやネットが登場する前から、
システム化されたビジネスには、人間性などなく。
電子マネーを含め、
他の社会システムを押しのけてくる電子インフラのシステムは、
必ずしも便利ではないだけに落ち着かない気分にさせる。
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とんとんとん♪:ワイヤレスキーボード


ここ1~2ヶ月ほど、
ブルートゥース(Bluetooth)仕様のワイヤレスキーボードを、
スマートフォン用に使っている。
これは、2~3年前、友人から譲ってもらったもの。


(画像は、以前のもの:関連する過去の記事)
数年前、扱い慣れていた小型電子端末(PDA)のバッテリーが、
耐用年数(寿命)の限界から使用できなくなった。
メーカーの保証期限も過ぎ、交換用のバッテリーも取り寄せられなかった。
バージョンアップどころかマイナーチェンジ(?)した新機種もない。
個人用の文章作成以外にも利用していただけに、
その端末を失ったことは、かなりの痛手だった。
そんなとき、友人が送ってくれたのが、
上記のキーボードであったのですが…。



高機能、多機能な電子機器やモバイル端末は、
カンのいい人でも、仕様、操作を把握するのに、ちょっと手間がかかる。
カンが鈍ければ、それなりに手間取ることとなる。
自分のスタイルにあったものがなくなり、それを埋め合わせするものもない。
その状況に発想の切り替えができなかった。


(画像は、以前のもの)
そして昨年末、iPhoneのSEへと機種変更することにしました。
Appleには、より新しいスマートフォン機種もリリースされており、
どこか今更なところもあったけど。
現在のスマートフォンの市場において、
この機種より、小ぶりなものは、ほとんどなく。
当時、利用していたスマートフォンのバッテリーも消耗して、
限界となっていました。
そこで、仕様に差異がないかをチェックしていたとき。
ブルートゥースのキーボードを用いれば、
スマートフォンでも文字入力が、ラクにできるのに気が付いた。
残念ながら、かつての小型電子端末ほどの利便性はないけど。
どこでも、ネット上へとアップできるスマートフォンに利用できるのは、
かなり便利でありがたかった。
…と言うより、
ちょっとカンの鈍いマネをしていたことに、
気が付くことでもありました。
日常生活を送っていて、
都合良く、便利なものが手に入ることなど滅多にない。
あらためて、友人には感謝を伝えたいところです。
(2019年3月追記)
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