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愚行道程:末文


数年前まで、大手グループ企業の系列会社で働くことがあり。
当時、職場の同僚の1人から…、
「自分が仕事をしなくても、周囲の人間が仕事をしてくれるから…」
「職場にいるだけでハッピーだぁ!」という言動があったことで、
言葉に詰まってしまったことがある。
※多少、アレンジしています。⇒

それまでの仕事を、系列の親会社から引き継ぐことが出来るのは、
会社にとって、幸運なことであり、責任のあること。
「我々は、同じ線路の上にある」とも思っていた。
しかし、これが甘い考えであることを、やがて理解することになった。
例えば、社会では実力を認められて、
若くしてアルバイトから社員になったような人員もいる。
そんな同僚が、自分より年下ともなると、
学歴とプライド、年令だけは(ムダに…)高い人物ほど、
(これまた…)ムダに軋轢を生むことも少なくない話。
親会社には実績があり、その社員としての誇りと自負もあった。
“自分たちは格上企業(親会社)の人間なんだ!”という意識もあれば、
子会社の指揮下で働くのは受け入れがたいことで、
まず、あり得ないことにもなる。
(結局、事業を維持できなかったら、子会社が引き継ぐのだけど、ね)

それに仕事もせず「給料だけ欲しい」と言えるヤツは…、
「自分の財布が痛まなければ、無料(ただ)」と思い違いしている輩と同じ。
他人への敬意もなく、自分の仕事への“怖れ(責任)”が感じられなかった。



以前にも記したけど。⇒
東京を代表する建造物でもあるターミナル駅では、
2006年から大がかりな改修工事が行われた。
このターミナル駅周辺において、
財閥系の大手企業の高層ビルが建てられていくことになったとき。
九黒鉄(“きゅうこくてつ”と読んではならない)系の鉄道会社は、
施設上空の空地権を、丸の内にある財閥系の大手企業に譲渡することで、
500億もの収入を得ることができた…と聞く。
この空地権に関連する法案ができた時期と大手地所の計画が、
スタートした時期、そして、赤字を抱えている鉄道会社が、
大がかりな改装工事を始めた時期はリンクしている。
近年は、商業施設や電子マネーの分野でも知られている巨大な組織だが、
赤字を抱えたまま民営化された鉄道会社へ、
“まとまった金額”が入ったのは、運と時期に恵まれたからではなく。
“誰か”(総合商社か金融機関)の絵図によるところだろう。
色々な企業や社会から支えられていながら、
自分たちの不始末をつけようともせず。
身内に甘く、不正行為に目をつぶっていようとする体質が染みついており。
本当に、気分が悪くなる。
いまだに旧職員たちへの補償などは、税金で賄われているが、
とっとと打ち切って欲しいところ。



(画像は、JR東日本、東京駅の丸の内側)

これも以前に記したかな?⇒
かつて「国の金を失う」という皮肉めいた名称の国営組織があり。
その戒めから、日本最大級でありながらも営利企業として、
歴史も浅い鉃道会社は…、
「鉄:金(かね)偏に失う」でなく、
「鉃:金(かね)偏に矢(やじり)」として、鉃道と表記していると聞く。
どうにも、ペラっちい話。
(「ペラい」=“薄っぺらい”の意)
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