シード権を狙う女子プロにとっては最後の試合となる「大王製紙エリエール」の2日目が
終了。来年度のシード権を失う選手、確保できる選手と、その明暗がハッキリしてきました。
いつも応援しているタイのO・サタヤ選手(34)も正念場で頑張っています。現在の賞金ランキングは70位
(約1,424万円)ですが、同大会では3アンダーの42位タイで予選を通過しています。トップを走る有村
智恵プロ(30)との差は8打差です。 初日67を出しているだけに、あと2日 踏ん張ってほしいですネ。
<昨年は9月に逆転優勝でシード権を獲得>
50位までに与えられる来季のシード権を得るには、2,200万円以上の賞金額が必要ですから「優勝するか、
単独2位、2名での2位タイ」しか、道は無いでしょう。 厳しい状況で、どこまでやれるか心配です。
今季は黄金世代と言われる、勝みなみ・新垣比奈・小祝さくら・松田鈴英・原英里佳プロらが、
既にシード権を確保している代わりに、30歳前後のツアー優勝の経験者が辛酸をなめています。
賞金ランク51位の笠りつ子プロ(31)、57位の原江里菜プロ(31)、64位の吉田弓美子プロ(31)、82位の
服部真夕プロ(30)らが、今日からの決勝ラウンドに進むことができず、賞金シード陥落が決まりました。
<原江里菜プロ>
若手では、58位の川岸史果プロ(24)、62位の武尾咲希プロ(24)、75位の辻梨恵プロ(24)、
113位の堀琴音プロ(22)らが、シード権を失ってしまいましたネ。 堀琴音プロの話ですが、
不調のきっかけとなった2月の米国ツアー「ホンダ LPGAタイランド」に主催者推薦で出場。しかし
左手首を負傷したのを間近で見ていましたので、気になっていました。が、その後 さっぱりでした。
<堀琴音プロ>
今回も2日間ともに74とスコアを伸ばせず、通算4オーバー、86位で予選落ち。ルーキーイヤーの
2015年から3年間守った賞金シードを失いました。ツアー未勝利ながら16年には7,000万円余りを
稼いで賞金ランク11位と躍進。翌17年にも約5,000万円を獲得して賞金ランク21位と安定した強さを
見せていたんです。今季は34試合に出場しましたが、予選通過はわずか5試合で約305万円の低迷です。
<姉の堀奈津佳プロ>
そして、この結果について「落ちるところまで落ちた。情けない」とコメントしています。これは2勝後、
低迷している姉の堀奈津佳プロや なかなか賞金を稼げていない選手やツアーにも出れていない多くの女子
プロの選手たちに失礼な発言ですよネ。まだ優勝もしていないのにエリート意識があり過ぎかな。記者が
「まだ若いから」と慰めたら “二十歳の子らたくさんいますから” と返しています。出直す必要がありそう。
ベテランも若手も、今後は来季の出場権をかけたファイナルQTへと進むことになります。ランクが
60位以内であればファイナルQTから出場できますが、その60位を下回った選手は20日から始まる
サードQTからの出場となります。QTには独特の空気感があって、ベテランでも緊張するといいますネ。
賞金女王になった森田理香子プロは、今年 QTに出場しないことを発表していますが、優勝7回(メジャー1勝)
している飯島 茜プロもセカンドQTに参戦していません。 来年はどうするんでしょうか、気になります。
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サタヤ選手は今年度シード選手の資格で直接ファイナルQTに挑んでいます。いよいよ今日が最終日、三日目にようやくアンダーが出て、イーブンパーの40位タイで最終日に臨みます。1打で大きく順位が変わるので、LPGAの速報ボードから目が離せません。頑張れ、ムーちゃん!
仰る通り、昨日アンダーを出しましたらね。
今日もアンダーで回れれば、生き残れるでしょう。
何とか踏ん張ってほしいです。
わざわざ有難うございました。
P・チュテイチャイ選手は89位に終わりました。
来季の前半戦のシード獲得は33位のようですから、お二人とも、主催者推薦に頼るしかなくなりましたね。
https://www.lpga.or.jp/qualify/qt/2018/9100/leaderboard/9