タイ国のスワンナプーム空港とドンムアン空港、どちらも国際空港としての玄関口です。
バンコク都近郊に両空港の距離は約30キロ、ドンムアン空港は国内線とLCCの国際線
専用とは言え、これほど近くに国際空港が二つある国は、世界でも珍しいでしょうネ。
2019年は両空港合計で過去最高の一億人以上の旅客を記録していたのが嘘のよう。今では
閑散としています。 19年に比べると7,000万人以上の利用者が減ったことになります。
昨年はコロナ禍でも1月から3月半ばまでは、通常通りでしたから両空港で20年の
利用者は計3,250万人でしたが、21年の今年は さらに減っているでしょうネ。
でも、タイ国の真の玄関口と称されるのは、スワンナプーム国際空港でしょう。
そのスワンナプーム国際空港が「スカイトラックスのワールドベスト空港2021」での
ランキングは、この10年間で13位から66位へと転落しています。 11年には13位と
最高位を獲得したものの、18年は36位、19年は46位、昨年は48位、今年は66位でした。
このベスト空港100は、航空会社と空港のレビュー 及び ランキングサイトを運営する
会社である「スカイトラックス(英国)」によって1999年以来、毎年行なわれています。
<スカイトラックスがシンガポールを表彰>
利用客のオンライン調査で20年8月から21年7月までの12カ月間にわたって実施され、
このレビューは結構、空港業界の指標として見なされており、信頼度も高いようです。
スワンナプーム国際空港が66位になっているのは ビフォーコロナの近年、空港施設の拡張が
遅いため、ターミナルの混雑と航空の交通渋滞の問題が指摘されていました。にも拘らず、
年間4,500万人の乗客を想定して設計された空港は、11年に4,700万人、17年に6,000万人の
乗客を抱えていたから、なおさらに 上述の諸問題が大きくなってしまったのでしょうネ。
しかし、このコロナ禍に4階建ての建物(計216,000m²)でジャンボ航空機をサポートできる
八つを含む28の搭乗口を備えたサテライト1と呼ぶ新しい旅客ターミナルを完成させました。
今は新ターミナル完成で年間6,000万人の乗客も快適に利用できると期待されていますから、
近い将来は、スワンナプーム国際空港も「ベスト空港100」でも順位が上がって行くでしょう。
21年の世界最高の空港はドーハのハマド空港で、昨年まで2位のシンガポールのチャンギ
国際空港を抜き、2位は東京の羽田空港でした。4位 韓国の仁川空港、以下、成田空港、
ミュンヘン空港、チューリッヒ空港、ロンドンヒースロー、関西空港、香港空港です。
日本の空港がベストテン以内に三つも入賞しているとは、嬉しいし誇りですネ。
21年、チャンギ空港は世界最高の空港スタッフ賞に選ばれ、羽田空港は世界最高の清潔な
空港と最高の空港PRM(身体の不自由な人)賞、更にアクセス可能な施設賞も獲得しました。
羽田空港と成田空港の距離は約63キロ、どちらも利用できる人は幸せ者です(笑)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます