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タイの感動犬と人気犬、そして注意犬、って?

2018年03月17日 | タイの名所、名物、料理
 
 昨日に続く感動した話、今日は “タイの忠犬ハチ公物語”、ワンちゃんの話です。
余りにも、主人を想う健気な姿に、マスコミが取り上げました。

バンコク都の西隣にあるサムットサコーン県にある運河沿いの道で座り続ける一匹の犬。
“クンクン” と 小さな声で泣きながら、じっと運河の水面を見つめていました。人間風に
言うと「どうしたの? 早く出てきて」と、心配顔で飼い主を待ち続けていたそうです。

  
 <運河を見つめるワンちゃん>

どうやら、飼い主であるトラック運転手のソムチャイ・プスワンさん(48)が、酒に酔って運河に
落ちたらしいのです。犬と一緒に飼い主のサンダルが運河の岸にあったのを見て、近所の人が
レスキュー隊に電話したといいます。 残念ながら30分後に、飼い主の遺体が発見されました。

ソムチャイさんの奥さんと子供たちは、仕事でやむなく、他県で暮らしています。その寂しさを
普段から酒で紛らわしていたようです。いつも近所の人に “寂しい、会いたい” と嘆いていたそう。

 
 <捜索されましたが ・・・>

近所の人は前日からソムチャイさんの姿を見ないので、おかしいなと思っていたところ、
運河の岸でサンダルを発見したと ・・・ こんな可愛らしいワンちゃんがいたのにねぇ~
今度は このワンちゃんはどうなるのか心配されます ・・・

そうでした、今年は戌年でしたネ。こうしてタイでも一番 身近な動物と言えば、犬です。最近は
スクンビット通りでも犬を散歩させるタイの人をよく見かけるようになりました。新しいペット
ショップが増え、ワンちゃんと触れ合えるドッグカフェもオープンし、賑わっているようですヨ。

 
 <タイに生まれて140年と言われるバーンケーオ犬>

日本で一番人気が高い犬種はトイプードルだそうですが、タイでは1位がチワワ、2位がシーズー、
3位がパグ、4位がタイのバーンケオ、タイ北部ピサヌローク県のバーンケーオ村原産の犬で、狼と
掛け合わせて生まれた犬と言われています。5位がポメラニアンでタイ産以外小型犬が多いですネ。

でもタイ原産で最も有名な犬はタイ・リッチバック・ドックでしょう。350年前の古文書にも
記録に残っている歴史ある犬で、昔から番犬や猟犬として飼われていたようです。 性格は
冷静で温厚のようですが、いきなり 出くわしたら ちょっと怖いですよネ。

 
 <タイのリッチバック・ドック>

そう言えば、スクンビット通り界隈では、野良犬が随分と少なくなったような気がします。
それでも、暑くて昼間は木陰で静かにしていますが、朝と夜には元気に歩き回っています。
気温が下がる明け方になると、スクンビット界隈でも何匹かの遠吠えが聞こえてきます。

つい最近、タイ国内の13県とバンコク都の4エリアで狂犬病に感染した犬が発見されています。
発見されたのがドンムアン、チャトチャックで1匹、バーンケーンとバンスーで2匹の合計6匹。

 
 <野良犬には特に 朝晩に注意を>

獣医公衆衛生局では、1991年から2018年までの間に、狂犬病により死亡が確認された人は合計
72人(男性53人・女性19人)いるとし、野良犬には近づかないように注意喚起していました。

日本の方々も来タイされた折、可愛い野良犬を見かけても撫でたりするのは注意が必要ですネ。
 そんなケースは稀でしょうが念の為 ・・・ それにしても主人を失ったワンちゃんが気になります。  



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