一日一回は雨が降るようになりました。 そう、もう雨季に入ります、いや入ったのかな?
バンコクのような都心に住んでいると、雨季は雨季でしか ありませんが、地方の農家にとっては重要な
季節です。 農民にとって大切な行事が行なわれるのも この時期、彼らにとって雨は最大の恵みです。
春耕節という耕作儀式も今年は5月13日に行なわれました。 7種類 (豆・とうもろこし・もみ・ゴマ・
水・酒・草) から牛がどれを 選ぶかによって、その年の収穫を 占う儀式です。 テレビ放映もされます。
<今年 牛は何を 選んだかな?>
そして 東北地方各地では、田植えの前に雨乞いを 願う 「竹のロケット祭り」 が、雨季が近づく 毎年
5月第二週の週末に行なわれます。 中でも 有名なのがヤソトン県のロケット祭り、最大 かつ 一番
人気があります。 「空に高くロケットを 打ち上げ、雨乞いの声が届けば、豊作 間違い無し、願いが
叶う」 と信じられており より高く、より長く、ロケットを 飛ばそうと、村単位でお手製のロケットを
造って、競い合います。 もう何十年以上もの長い歴史ある伝統的な儀礼と儀式です。
<ちょっと 心配な花火、大丈夫かいな?>
今では、この期間 パレードから始まり、東北部の伝統的な踊りのショー、ミスコンなども行なわれ
普段は静かな農村のヤソトンも、この時ばかりは 町中が 一番 活気づくようです。
ただ 危険なんですよねぇ~ なにしろ ロケットは竹とプラスチックなどのお手製ですから・・・
確か 一昨年は、上空から落下したロケットが観客に当たり、二人ほど亡くなっているんじゃないかな…
こんな危険な祭りに、もう十年ほど前から日本人グループも参加しているんですヨ。 やはり 東北タイの
ロケット祭りと同様に、竹製のロケットを 空高く打ち上げる 「龍勢祭り」 が行なわれている 埼玉県
秩父市の人達なんですネ。 「龍勢祭り」 は、戦国時代から続いている、言いますから驚きです。
<龍勢祭りは歴史と伝統が…>
儀礼の目的は異なりますが、竹製のロケットを 空高く打ち上げる儀式は 同じということでしょう、1999年に
埼玉県秩父市とヤトソン市で姉妹都市が結ばれています。 毎年 10月の第二日曜日に行なわれる
龍勢祭りには ヤトソン県の祭りの関係者が、これも また 何年も前から、秩父市へ訪れています。
現在はタイ政府観光庁も後押ししているようですが、こんな所にも、日タイ交流が続いているんですねぇ~
<タイと日本の姉妹/交流都市の地図、文字が見えますかねぇ~>
処で、昨年 成田空港を 運営する成田国際空港社とスワンナプーム国際空港を 運営するタイ空港会社が
民間レベルで 「姉妹空港」 として締結していますが、これで 日タイの姉妹/交流関係都市は五つ目に…
他に姉妹都市として、留学生の交換などの協力で 富山県魚津市/チェンマイ市が… 両国の文化交流で
福岡県/バンコク都が… 交流都市として、そろばんを 通じた教育事業の交換で 島根県/ロイエット県が…
日タイの交流が120年以上もあるわりには、姉妹/交流都市が少ないように思いますネ。
さぁ~ 今度 命をかけて、ヤトソン県のロケット祭りに参加しましょうか。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
バンコクから600km バスで8~10時間のヤソトーン県が有名です。
ヤソトーン県はタイの77県の中で、最も所得が少ない県として有名です。要は貧乏県です。
お米が年に1回しか取れないのが大きな理由です。
それだけに、五穀豊穣への祈願は切実です。特に雨が降ってくれないと田植えができず、年収はゼロになってしまいます。
それで、ロケットで雨乞いをするのでしょうね。
ヤソトーン県のお米は年に1回丁寧に作られるせいか、なかなか美味しいです。
ロケット祭り期間中、数少ないヤソトーン市内のホテルは満室になるので、近隣のウボンラチャタニとかロイエットのホテル利用になるでしょう。
今年は、ロケット祭りに、バンコクから、HONDAの協賛を得て、バイクでツーリングして行かれた方の記録があります。
http://www.caplogue.com/archives/4809545.html#more
下記ブログには、個人で行かれた方の記録があります。
http://ameblo.jp/pie-nuwatto
いろいろな情報楽しく見させていただいております。
koj
私も勉強になりました。
これからも宜しくお願いします。