女子は優勝数トップ10に、熊本県1位(145勝)・宮崎県4位(75勝)・鹿児島県9位
(49勝)と、九州の三県が入り、賞金女王も多く輩出しています。 昨日からの続きです。
今までに日本選手の賞金女王は18人誕生していますが、うち8人が九州出身です。
熊本県4人(不動裕理・平瀬真由美・上田桃子・古閑美保プロ)、宮崎県は大迫たつ子・
大山志保プロ、福岡県の高村博美プロ、鹿児島県の横峯さくらプロらです。
<大山志保プロは 今も頑張っている>
熊本県からこれだけ強い選手が多く生まれている要因に、忘れてはならないのがジュニアの
指導環境でしょうか。 熊本県はゴルフ協会(1979年設立 = 43年前)主導で、早くから
ジュニアたちが、自由にゴルフができる環境を整えたことで 知られています。
同協会の方針をベースに優秀な指導者たちがジュニアを育てていったことで、「ゴルフ王国」と
言っても良いくらいに、女子が育ったのでしょう。 多くのジュニアを育てた坂田塾も熊本県が
発祥で、古閑美保・上田桃子・笠りつ子プロらを育てています。さらに、自身もツアーで
8勝を挙げた熊本県出身の故清元登子さんは、地元で不動裕理プロらを指導育成しています。
<坂田塾はタイ国へもよく来ていました>
多種多様な事情がありますので、ゴルフ場数と優勝者数で県別のゴルフ熱の高低を
決められませんが、女子は熊本県、男子は千葉県が高いように感じますネ。
男子プロは、徳島県の尾崎将司(94勝)・直道(32勝)・健夫プロ(15勝)と尾崎三兄弟で
141勝と大半を占め、長くトップの座を守っていましたが、千葉県が2017年(現在149勝)に
追い抜いています。一番は青木功会長(51勝)、2位 池田勇太プロ(21勝)、3位 飯合肇
プロ(14勝)は、いずれも賞金王なり、全都道府県で男子最多の三人を輩出しています。
また、青木功会長をはじめ米国ツアーで3勝を挙げた丸山茂樹プロ(国内10勝)や2002年に
欧州シニアツアーで賞金王を獲得した海老原清治プロ(国内1勝)ら海外で活躍した選手が
多いのも千葉県の特徴です。全国で一番 ゴルフ場が多いことも手伝っているんでしょうネ。
ジュニアの育成と言えば、現在は千葉県でジャンボ尾崎が、アカデミー(JUMBO スポーツ
ソリューション)を設立し、ジュニアを育成して4・5年が経っています。全米女子オープンで
優勝した笹生優花プロや原英莉花・西郷真央プロらがジャンボの下で腕を磨き、プロとして
飛躍しています。これから多くのプロが誕生するでしょうし、千葉県がとても楽しみです。
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