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タイのタクシー事情は ①

2007年12月08日 | タイのこぼれ話
日本へ帰国したばかり、でタクシーに乗ると自分でドアを開け閉めしてしまいそうになります。
「あっ!そうだった。日本は自動ドアだっけ」と・・・
バンコクのタクシーは自分でドアを開け閉めしますものね。行ったり来たりしてますと諸物価の
感覚の切替も必要ですが、こんな切替もしておかないと、日本では田舎っぺ扱いされてしまいます。

東京のタクシー料金が、いつの間に上げっていて初乗りが710円ですって。バーツにすると約203バーツですヨ。
バンコクでしたら東京の初乗りでスワンナプーム新空港まで行けちゃいます。よく“各国間の物価を比較するなら
タクシー料金を較べろ”と言われます。タクシー料金で比較すると、東京の物価はバンコクの約5.7倍です・・なるほどですね。

タイのタクシーが現在のように、メーター制になったのは1992年(15年前)からですが、初乗りの料金35バーツは、
その時以来から上げっていません!“よくタクシー業界関係者は辛抱しているなぁ~”というのが実感です。
でも 日本でいうラーメン一杯が25~30バーツであることを考えると、なかなか上げられないのでしょうネ。
またタイもガソリンが上げっていますが、殆んどのタクシーはガス使用ですので、この辺もネ。

15年前以前は、行先を運転手に告げていくらで行くか?と、交渉制でしたので、その以前からタイへ
来ていた方はタクシーの交渉なんて懐かしい思い出でしょう。

当時は、バンコクのタクシー運転手にとって、言葉は悪いですが、日本人観光客は格好のカモでした。言葉の問題に
加えて、金額交渉を長々とする経験も無く、それでいて金払いが良いものですから尚更です。
観光客は、ほとんどドライバーの言いなりの値段で乗っていたのではないでしょうか。

逆に在タイ外国人はドライバーとのトラブルも交渉時に多く見かけました。ドライバーは少しでも高く取ろうと
構えていますし、お客は「俺は観光客ではないんだ。舐められてたまるか」と意気込んで交渉しますから、
ある時は成るようになってしまいます。昔の昔ですが、ワタクシのT先輩などは、口論の上 タクシー
ドライバーが持っていた拳銃を向けられたこともありましたっけ。

そんな折、先進国に詳しい政府高官がマレーシア、シンガポール、香港、台湾とアジア諸国は、それぞれタクシーメーターを
使用しているという現実を見て、「交渉などしているのはタイだけだ!」と訴えたのが起因となり、1992年から1993年の間に
全てのタクシーに運賃メーターが導入設置されていったそうです。(初のメータータクシーは1958年だそうですが)

タクシー料金は、初めの2キロまでが35バーツ、以後1キロ走る毎に2バーツ毎上げって行き、走行距離が
時速6km以下の場合に1分につき1.25バーツの料金が加算されるシステムです。

現在バンコクでは約7万台のタクシーが走っていると言われていますが、ワタクシら日本人は、タクシードライバーに
対して、ボラれる、ずるい、と言った印象を持ってしまっているようです。
交渉制の時代と違って、現行のタクシー事情を知っていると、多少タクシードライバーのイメージが変わるかも知れません。 

       ― 明日に続く ―


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