いよいよ男子ゴルフのサウジアラビア政府系ファンドが支援する新ツアー「LIV招待」が
明日9日から開幕します。PGAと欧州ツアーとしては、サウジアラビア主導の新リーグ
「LIV GOLF(リブゴルフ)」に参戦する選手は、欧米の試合には出場を認めないと言い出し、
物議を醸して、「欧米ツアー」と「LIVゴルフ」は、対立したままの情況で開幕戦を迎えます …
<ノーマン氏とミケルソン選手>
グレッグ・ノーマン氏(豪州)率いる新リーグの開幕戦の「LIV招待(ロンドン)」には、
総額2,500万ドル(約33億円)の超高額賞金が大会の目玉になって、注目されていました。
米国のフィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソン選手ら大物選手が、早くから出場を
表明していたこともあってか、続々と、リー・ウェストウッド(英)、セルヒオ・ガルシア
(スペイン)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)らも加わり48名が出場します。
<ダスティン選手はPGAを脱退したとか>
JGTOの青木功会長は、日本選手のLIVゴルフに参戦することを認めています。よって
日本からは谷原秀人・木下稜介・香妻陣一朗プロらが出場。「LIV招待」は48選手が
個人と団体で争い、個人戦の優勝賞金は400万ドル(約5億2,000万円)ですヨ。
予選落ちがなく最下位でも12万ドル(約1,560万円)がゲットできてしまいます。
今年は8試合を予定しており、賞金総額は2億5,500万ドル(約303億円)ですって。
やはり個人戦とチーム戦を行ない、また「54ホールを予選落ち無し」だといいますす。
これはプロ選手にとっては魅力あるツアーですよネ。問題なければ誰でも出場したく
なりますが、本当に永く続けられるのでしょうか? この辺に、まだまだ疑心暗鬼の
世界のトッププロがいるようです。今後のノーマン氏の動向に注目が集まりそうです。
<タイ人選手らにとっても嬉しいツアー>
LIVゴルフは今年、既にアジアンツアーと共催試合を組み、二試合 行なっています。
今年の2月の当ブログでも触れましたが、「インターナショナル シリーズ」と命名し、
アジアンツアーのフラッグシップ(旗艦試合)として、大体的にスタートしました。
2月に初戦が英国で、二試合目が3月にタイ国で行なわれ、二大会は成功を収めたようです。
8月11日にはシンガポールにて、18日には韓国で第三戦・四戦と決まっており、両大会共
賞金総額は、150万ドル(約1億9,500万円)です。昨年までのアジアンツアーの賞金総額は
高くても70万ドルくらいでしたから、ここでもLIVゴルフとの共催は嬉しい大会となります。
<チョー・ミン・タント氏(左)>
アジアンツアーのコミッショナー兼CEOであるチョー・ミン・タント氏は、“戦略的
パートナーであるLIVゴルフとの関係が始まっただけでなく、2022年度はアジアン
ツアーの驚異的な成長期を約束するスタートとなるだろう” とコメントしています。
LIVゴルフが軌道に乗れば、確かにアジアンツアーの発展の追い風になりそうです。
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