先月22日のバンコク都知事選で過去最多の138万6,215票を獲得したチャチャート・
シティパン氏(56)が、今月1日から第17代のバンコク都知事に就任しています。
タイ国もちょうど再開国し始めている最中。その観光業界で首都であるバンコク都が
最も活気づいてほしいだけに、素晴らしいタイミングでの新都知事誕生となりました。
チャチャート氏は就任後の記者会見で、洪水・交通安全・屋台などの問題を早急に解決する
方針を示しています。また透明性を重視し汚職の厳禁を優先的に取り組みながら現場をよく
視察して柔軟に対応する考えも強調。交通安全の中には、事故死や渋滞を減少させること
なども 含まれているんでしょうが、あとPM 2.5問題も早期解決をお願いしたいですねぇ~
<対立派だけにプラユット首相と、どうやれるかが重要かな>
就任早々、いくつかの活動が目に留まりました。一つは、バンコク都のマスク着用規制の
緩和とその他の新型コロナウイルス対策について、独自に保健局や医療機関と協議すること。
また、夜の娯楽施設の過密状態を防ぐための対策として、営業時間を延長することについても
議論したいとしています。都民の人々の安全を確保する為には、医学的事実とデータが必要だ
と断言しています。前都知事のアサウィン・クワンムアン氏(70)は、肌感覚で動く所が
あったようですから、チャチャート新都知事のデータを重視する対策は良いですよねぇ~
昨日は、矯正局長官と会談し、洪水被害にも大きく影響する運河と排水システムを良く
するために 囚人を起用する案について話し合い、早速 7月1日から実施するようです。
コロナウイルスのパンディミック前は、下水道掃除のために囚人を起用していましたが、
賛否両論でしたネ。二年間 停止されていた下水道掃除を復活させることにしました。
それは、今までのように単なる下水道掃除ではなく、排水システムを完備する為の
6千キロメートルの下水道掃除であり、1,500万バーツの予算を用意したといいます。
ただ、都民は不安を抱くでしょうねぇ~ 都内に囚人たちがウロウロするわけですから。
なんでも、10の刑務所から1千人の「優秀な」囚人を選抜し、仕事場以外の歩行は禁止され、
家族や親戚・友人らとの接触も許さないとしていますけど、いろいろと懸念されますよネ。
いずれにしても、チャチャート・シティパン新都知事が動き始めました。新しいバンコク都が
生まれ変わりそうな気がします。今後の大都市がどうなっていくのか、とても楽しみです。
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