最初 ムエタイが日本に入ってきた時は、キックボクシングという形で行なわれていたのかな。
沢村忠という大スターが生まれ、私もテレビにかじりついた記憶があります。 昨日からの続きです。
その後、タイへ来た折に 本場のタイ式ボクシングを 見て、日本でやっていたのはショーであって、
沢村忠の相手は、みんな日本へ留学しているタイ人学生であったことを 知って、愕然としました。
当時、タイのチャンピオンが わざわざ日本なんかに行くわけないんですネ。 日本のテレビ番組は、
その留学生を タイのチャンピオンと紹介していたんですから、昔の日本も滅茶苦茶でしたねぇ~ (笑)
それ以来、プロレスも見る気がなくなった覚えがあります。
昔 タイにいた頃、日本から知人・友人が来ると 「本場のキックボクシング」 が観たいと、よく 観戦に
行ったものです。 それが、1941年 (73年前) に建てられた 「ラジャダムナン・スタジアム」 (初めは
野外競技場だったとか) と、1956年 (58年前) に建てられた 「ルンピニー・スタジアム」 でした。
ラジャダムナンは空調も完備し、王室系で最高の権威を 持つムエタイ スタジアムであり、
ルンピニーは、どちらか言えば 庶民派という言葉がピッタリのスタジアムでした。
1955年 (59年前) に競技ルールの改正があり、投げ技・関節技の禁止・体重制・ラウンド制となり、その後
変わらず 現在に至っています。 国技であり、唯一 ギャンブルが許されているスポーツでもあります。
ですが 先日、「ルンピニー・スタジアム」が、2月7日に 最後の試合を 終えて、閉館しましたネ。
なんでも、地主である王室財産管理局との借地契約が終了した、というのが閉館の理由でした。
現在は、陸軍のゴルフ場がある 「タイ陸軍スポーツセンター・ラムイントラ」 の一角に建設され、
名前は同じく 「ルムピニ・スタジアム」 で、すでに試合が行なわれおり、ドンムアン空港の近くです。
新スタジアムは、敷地面積約1ヘクタールで投資額は3.8億バーツ。 4千人~5千人が収容可能です。
冷房完備され、リング上に四面LEDスクリーンも設置され、最新の設備で新たな聖地として再開中です。
スタジアムのほか、ムエタイ資料館やムエタイ学校を 併設しているとのこと。 これは観てみたいネ。
ただ ムエアタイは、歴史もありタイの国技でありながら、選手への社会的評価が低く、最近は 若い
タイ人選手の育成が難しいと聞いています。 時代に合わず、他のスポーツへ行ってしまうようです。
あの賭け事の対象になっているのも、現代社会では若い人に受けないのかも知れませんネ。
試合が始まると、賭博のエリアでは キックが決まるごとに、跳び上がって自作ダンスを 演じる姿は、今も
変わっていません。 本物のムエアタイを 観るより賭けている観戦者を 観ている方が面白いんですもの。
いずれ、一度 新ルンピニ・スタジアムへ観戦に行ってみましょう ・・・
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