先週、日本ハムと西武の試合で、4回 3失点で降板した西武の佐野泰雄投手は、
母をタイ人に持つ日タイのハーフで、今年 新人(ドラフト2位)の選手ですネ。
やはり先週、一軍に登録されたばかりの先発起用でした。チームは8対7で勝ちましたので、
負け投手にはなりませんでしたが、ちょっと ホロ苦いデビューになりました。 タイ系の
プロ野球選手は初めてではないですかネ。 (昨日も対ソフトバンク相手に1回を投げています)
<なかなか端正な顔立ちで 人気が出そうですね…>
佐野泰雄(やすお)投手は、1993年1月生まれの22歳。バンコク生まれで2歳の時に来日し、
埼玉県・和光市で小学3年生から野球を始めました。その後も和光高から平成国際大に入学。
少年野球チーム「和光リバーツインズ」に入り、中学では「和光リトルシニア」でプレーし、中学では
主に外野手をやっていましたが、3年生の夏以降に投手の練習を始め、和光高校入学後に投手に。
2年生時の春季県大会の市立浦和高校戦で15奪三振を奪い、注目されるようになりました。
<高校時代に多くの三振を奪い注目されていました…>
大学でも野球を続け、1年春からリーグ戦に登板していました。昨年春は7勝を挙げ、最多勝と
ベストナインを獲得し、通算30勝24敗を挙げ、昨年のドラフトで西武に2位で指名されました。
推定ですが、契約金7,000万円、年俸1,200万円での契約と聞いています!
彼の大学、平成国際大は関甲新学生リーグ(関東・甲信越にある19の大学で構成)に所属して
いましたが、通算30勝はリーグ最多新となる記録です。胸囲101センチ・81キロ・背筋力
210キロから投げ下ろす左腕の速球は 最速149キロです。4年間ケガもなく投げ続けました。
<大学時代の佐野投手…>
直球は140キロ台で、制球もまとまっており左投手は貴重です。ドラフト上位候補になると高い
評価をされていましたが、案の定 地元埼玉の西武やオリックスなど9球団から打診があったそう。
結局 埼玉西武ライオンズにドラフト2位で指名され、80年の歴史を誇るプロ野球界で
初めてのタイランド出身のプロ野球選手の誕生となりました。
<ドラフト2位で西武に入団が決まり 喜ぶ佐野ファミリー…>
バンコクでタイ人の母・ウェウワンさんと日本人の父・佐野仁志さんの間に生まれた泰雄投手は、
姉と妹の三人兄弟。家族共々 2歳で埼玉県に移り住みましたが、幼少の頃から野球に夢中になり
中学3年の時に「もうタイには当分行けないかも知れない」と、タイ旅行に出かけたそうです。
それ以来、日本で野球一筋に打ち込みました。和光高3年夏は3回戦で敗退しましたが、大学で結果を
残し「子供の頃からプロ野球選手になりたい」という夢をかなえ、チャンスを掴んだわけですネ。
<プロ野球選手になっても これから本当のスタートです!>
泰雄の名前は、「タイ(泰)の英雄に」という意味が込められているそうですヨ。
WBCではタイ代表の資格もありますが、レベルの高い日本代表に選ばれたいとか。
お母さんにタイ人を持つ選手と言えば、タイガーウッズですが、佐野泰雄投手も
プロ野球選手として、タイの英雄になってほしいなぁ~ みんなで応援しましょう!
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