“今年は日本ツアーにおいて、タイ人選手がいなくて寂しい” なんて、呟いた記憶があります。
が、女子の下部・ステップアップ ツアーと、男子でも日本ツアーで頑張っている選手がいますネ。
ステップアップ ツアーでは、S.ランクン選手(22歳 日本での優勝1回)と、O・サタヤ
選手(38歳 同3回)です。二人とも 昨年のQT戦に臨み、今年のレギュラーツアーの
シード権を狙いましたが、S.ランクン選手は63位、O・サタヤ選手は84位でした。
<サタヤ選手の三回目の優勝は17年でした>
今年は、すでに二回行なわれているステップアップ ツアーですが、ランクン選手は2試合
出場し、98位・52位という順位でした。 サタヤ選手は昨日が最終日だった「Hanasaka
レディース・ヤンマートーナメント」に出場し、16位タイでした。38歳になった今も、
下部ツアーですが日本で頑張っています。ちなみに16位の獲得賞金は36万9,000円でした。
36万9,000円は今のレートにしてタイバーツで約9万9,700バーツです。タイ国の女子の
ローカルツアーで優勝して、ようやく10万バーツに届くツアーも多いですし、試合数も
少なく、ある程度 力がつけば 男女とも日米の下部ツアーなどを舞台にするのは当然ですネ。
<大倉を胸に、ランクン選手>
ましてやランクン選手は、2019年の初優勝と賞金ランク31位(約3,915万円)の活躍でタイ人
選手として初の日本でのスポンサー(株式会社 大倉)が付いていますので尚更でしょう。
今年のタイ人男子では、タンヤゴーン・クロンパ選手(33歳)が 早々に来日し、先の
「東建ホームメイトカップ」に、決勝に進めませんでしたが出場しています。そして、
昨日終了したシニアツアーの開幕戦「金秀シニア沖縄オープン」に出場し、2位に入り
健在ぶりを示したタワン・ウィラチャン選手(55歳)も来日しています。
<ウイラチャン選手(右)とマークセン選手>
ウィラチャン選手は2019年に日本シニアツアーで、初の賞金王を獲得していますが、その
先輩のプラヤド・マークセン選手は、今のところアジアンツアーに出場しており、今後 来日
するかは不明です。あと日本男子の下部・ABEMAツアーに、アーノンド・ウォンワニ選手
(33歳)が参戦しており、現在の所、以上五名のタイ人選手が、日本で頑張っています。
<日本のレギュラーでも勝っている塚田プロ>
ところで「金秀シニア沖縄オープン」で優勝したのは、シニアツアー参戦四年目で初Vとなった
塚田好宣プロ(よしのぶ、52歳)でした。 塚田プロは、アジアンツアーなどに出場しながら
タイ国で何年もゴルフ合宿をもしていました。またタイ語も話すことでも知られており、
タイ人プロの友人も多く、タイ人が日本でプレーする際には 相談にのっていると聞きます。
今年のタイ人選手は、どんな活躍と戦績を残すでしょうネ。今年も見守っていきたいと思います。
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