タイでは、明日の30日と明後日の31日は、仏教祝日の為 酒の販売が禁止されます。ホテルを除く
レストランなどで、お酒は飲めませんのでご注意を。静かに自宅か友人宅などで飲んでくださ~い。
販売した違反者には 6カ月以下の懲役、1万バーツ以下の罰金が科されますので、
レストランやコンビニなどのお店は、基本的にアルコールを販売しません。

7月30日 (木) アーサーラハブーチャー (三宝節) <陰暦8月の満月の日>
7月31日 (金) カオパンサー (入安居) <三宝節の翌日>
31日は官公庁のみが休みですが、一部民間と官公庁は1日が土曜日ですから
ちょっとした大型連休になるところも出てきますネ。
三宝節は 悟りを開いた釈迦が、初めての弟子5人に説法し、仏・法・僧の三宝が成立した
日とされ、また その5人が弟子になったことを記念する日でもあります。

タイでは この時期、雨季になると、昔は 治水施設が良くなかったことから、水侵しになることが多く、
外出すると稲を踏みつけたり、虫やカエルなどを踏み殺してしまうこともあった為、外出を控える
ようにしたそうです。よって昔は この日から三カ月、僧侶は寺に籠って修業をしました。今では
外出できますが、それでも外泊は禁止されているようです。これがカオパンサー(入安居)ですネ。

まぁ~ タイの仏教界ではお酒は悪者になっており、タイは国民の大半が敬虔な仏教徒ですので、
仏教の日のような大切な国民行事となれば、大多数の国民が終日禁酒するのは理解できますよネ。
ところが最近「未成年者の飲酒を防止するため」として、8月末からタイ全土で教育機関の半径300メートル
以内で酒類販売が禁止になるという規制が突然発表され、国会でも即時可決されたものですから、ネット上で

「無意味だ」「半強制的で酷い」という意見が多く寄せられているといいます。その新法では学校などの
教育機関だけでなく、学生寮なども規制対象になると言われているので、尚のこと反発も大きいのでしょう。
特に付近の商店や酒類メーカーなどから不満の声が上がっているとか。すると法務大臣が「それじゃ、
半径500メートルにする」「いや そういう問題じゃない」と … かんかんがくがく のようです。
大学やインタナショナル スクールの周りは、結構 デパートや繁華街が多いですからネ。

タイには仏教の祝日の他に、もう一つの「禁酒日」がありましたネ。そう「選挙のある当日とその前日
18時以降の禁酒」です。選挙がある際、上記時間内は一切の酒類の販売と飲酒を禁じられています。
なぜ禁酒なのか、タイの人に聞いても明確な理由は分からないようですから面白いですネ。
知人によると「対立政党支持者同士が選挙中に酔ったケンカを防止する」「二日酔いで選挙に行け
なくなるのを防止する」「酔った状態での選挙を防ぐ」 … … 等々の理由を言っていましたが …

ここまでお酒のせいにしなくても良いと思いますが、タイではこれが慣習ですから何とも言えません。
外国人には選挙に投票権が無いんですから、我々には許してくれても良いと思うけどネ・・
いずれ、タイはアルコールに対して厳しい国ですよネ!


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