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逮捕されるまでレッドブル不買運動は続ける?

2020年09月02日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 先月の10日にも当ブログで触れているレッドブル創始者の孫・ウォラユット容疑者による
「警察官ひき逃げ事件」で 、昨日 ようやく政府調査委員会も NG を突きつけましたネ。

余りにもいい加減な捜査と大富豪の圧力に屈してしまう警察・検察に対して、レッドブルの不買
運動まで巻き起こった同事件。プラユット首相も “不明瞭な点が多く納得できない” と、関係

 

当局に再調査を指示するまでになりました。 自らが音頭を取り、独立行政法人「汚職調査
委員会」の元委員長をトップとする政府調査委員会を設置。公平な立場から検証していました。

ウィチャー委員長は、“同事件に関わった者による全捜査の最初から最後まで、国民の「不信感」を
招き、捜査の全てが「不誠実で違法」であった” と結論付けしました。そう、当然の調査結果です。

 
 <ウィチャー・マハークン委員長>

一切の訴追が取り下げられていたウォラユット容疑者については 先月25日、すでに南バンコク
刑事裁判所が新たな逮捕状を執っています。今回の事件には、珍しく一般市民の激しい怒りを
招きました。お金にものを言わせ、大富豪が刑事免責の特権を享受しちゃうんですからねぇ~

コロナ禍で仕事が無くなり苦しんでいる多くの国民が “そんな ことがあっていいのか、それは
おかしい” と怒るのは当たりです。警察・検察の批判は高まり、反政府派や学生らの民主化運動も、

 

同問題を持ち出し非難し始めました。このような情況になっては、いくらお世話になっている
レンドブル一族のTCPグループでも、プラユット政権も黙認するわけにはいきませんでした。

プラユット首相、ちょっと白々しいですが、“レッドブルの事件はタイの法制度と司法制度に
疑念をもたらした” とコメント。また、“関与していた警察・検事・政界の者には、法的、倫理的
処分を行なう」とも述べています。 どこまで厳しく行なえるか、見守りたいですねぇ~ 

 

2017年以降 海外に逃亡しているウォラユット容疑者の新たな逮捕状の容疑は「危険運転
致死容疑、救護義務・報告義務違反、コカイン違法使用」です。今 彼はどこにいるのか?

ある国である人物が匿っている、なんて噂もあります。でもウォラユット容疑者が逮捕され
タイへ強制送還されて初めて事件の解決です。レッドブルは今や世界で飲用されています。
本当は逮捕されるまで、世界に向って「レッドブル不買運動」を訴えるべきでしょうネ。  


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