バンコクのお住まいはどこですか？

日本人は、住居として　まだまだスクンビット通りがお好きのようです。

バンコク週報に、ある大手国際不動産コンサルタント会社などの取材をした興味深いレポートが掲載されていました。

日本人住居地として最も好まれるエリアは、スクンビット通り21から55までで、理由として、BTSスカイラインの駅や、
高速出入り口が近い、日本食材の多いスーパーマーケット、日本語が通じる高級病院がある、ショッピングと
エンターテイメントの複合施設もあり、さらに日本人学校も近い、などが挙げられるそうです。

でも　これって、あくまで日本人駐在員のお話しです。労働省の統計では日本人に発給しているワークパーミットは
2万4,740人で、外国人全体の20％（全国籍で12万4,740人）だそうですが、日本からの投資拡大に伴って
日本人駐在員の数は増え続けており、賃貸コンドミニアムと高級アパートメントの需要は拡大しているそうです。

バンコク市に住む日本人の方々は、日本からの転勤命令でタイに来た人と自分の意思でタイに来ている人と、大きく
二つに分かれるかと思いますが、自分の意思でタイに来ている一部のお金持ちを除いて、上述の賃貸コンドミニアムや
高級アパートメントの需要拡大は、日本からの会社命令でタイに赴任した方々の住居のことを指すようです。

部屋のサイズは・間取りは、単身赴任なら1DKか2DKで80平方メートルぐらいまで、月間予算は4万5千バーツ～7万5千バーツ。
（約15万円～25万5千円）子供がいない夫婦なら100平方メートル程度で、6万バーツ～8万バーツ（約20万4千円～27万2千円）。

予算は西洋人と同じぐらいでも、日本人はあまり大きな部屋を好まないので、1平方メートル当たりを賃貸料にすると
日本人の好む物件の方が高いようです。しかし　このような部屋は内装、備え付きの家具、施設、セキュリティーは完璧でしょうね。

一方自分の意思でタイに住んでいる方々は、働いている人とロングステイの人の二通りに分かれますが、基本的に
上述のスクンビット通りに住んでいる人は少ないでしょうね。スクンビット通りであれば55以降であったり、最近では

ラジャダー通り界隈に住んでいる方々が多いように思います。ある人の話しでは、部屋の賃貸はスクンビットの約半額で
借りられるとも聞きます。地下鉄も走って利便性も高くなり、無いのは日本レストランぐらいでしょうか。

処で、よくスクンビット通りの高級マンション等に住んでいない人が“あんな所に住んで日本へ帰ったらたいへんだ”
“日本へ帰ったら狭い部屋に住んでいるのに”・・・等々の声を、ヤッカミ半分で耳にする事がありますが、

とんでも無いお話しで、赴任された方々は会社命令で来られた人達です。家庭を家族を犠牲にして来ている人も
多いでしょう。我々のように好き好んでタイへ来ている訳ではありません。大きなリスクを背負って赴任しているのです。

ワタクシ、住居とセキュリティーは会社が完璧を持って大切な社員を守るべきで、社員は犠牲を払って来ているのですから
少しぐらいの贅沢や、諸条件が日本勤務時より良くないといけないと思います。
むしろ　多いに贅沢を経験したら良いと思います。会社の為にも頑張っているんですからネ。


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