日本の皆さん、タイ料理の一つ “マッサンカレー” って、ご存知ですか?
知っていれば、かなりのタイ通ですネ。 数年前に、米国の人気情報サイト 「CNN Go」 が、 “世界で
最もおいしい50種類の食べ物 (World’s 50 most delicious foods)」 という企画の中で、第1位に
選ばれたことから、世界的に注目を 集めました。 日本でも一躍 知名度を 上げましたよネ。
それが、ハウス食品から レトルトカレーの 「THAI TABLE」 シリーズとして、マッサマンカレーを
6月19日から期間限定で発売されるとか。 大手食品会社が取り上げるということは、一大事です。
元々は、タイ南部のイスラム教を 信仰している人々が食べていた 「ご当地カレー」 なんですが、
特徴は、じゃがいもと鶏肉を しっかり煮込んだ甘めの味で、タイカレーの一種になります。
「マッサマン」 とは 「イスラム教の」 という意味があるそうですから、宗教上の理由で豚肉を
食べられない代わりに鶏肉を 用いています。 この鶏肉がうま味のある下味作りになっているかな。
タイカレーというと辛さを イメージしますが、熱帯地域で採れるカルダモン・シナモン・クローブと
いったスパイスを ふんだんに使っているので、むしろ上質な甘みがあります。 これらのスパイスは、
タイカレーでは 余り 使われることがないので、今まで体験したことのない味わいに感じるかもネ。
また、ココナッツミルクやピーナッツも使っているので、濃厚なコクと芳醇な香りを 感じ、それらが
ジャスミンライス (ジャスミンのような香りがするわけでなく 「いい香りがする」 ので 象徴として
ジャスミンと名付けられている) と絶妙にマッチしますヨ。
<左からカルダモン・シナモン・クローブ、あまり 見慣れないでしょ…>
人気の秘訣は、この ほのかな辛さの中に、深いコクと上質な甘みが感じられることでしょうネ。
このマッサンカレー、知人のタイ人に言わせると、一時期 宮廷料理として親しまれた経緯はあるけど、
タイでは知られていない、特に北部や中部では無縁だそうですヨ。 ですので、「なぜ 米国のCNNが
取り上げたのか分からない」 そうですヨ。 使われているスパイスが、タイ人に 余り 馴染みがない物も
多く、米国ではマニアックで、ミステリアスさもあって、魅力の一つになっているのか知れませんネ。
日本でタイ料理店も随分と増えましたが、日本独自の食材や工夫を 加え、オンリーワンの
マッサマンカレーを 食べさせてくれるお店が増えつつあるそうです。
また聞きですが、千切りの生姜やタマネギ、オクラ、ゆで卵を トッピングしたマッサマンカレーが
人気のお店があるそうで、同店では、お好みで海老の天ぷらや季節にあわせた野菜、メンチカツ、
白身魚フライ、プリ海老、焼き豚などを 自由に組み合わせることが出来るようにしているとか ・・・
日本のマッサンカレー
さらに、タイではイスラム教の宗教上の理由で、豚肉を 使用せず鶏肉が使われます。 が、日本では
豚肉で楽しませる店も登場しているとか。 「カレーは伝播する国や地方の食習慣によって進化する」
とも聞きます。 特に日本の料理人は、こんなアレンジが得意ですからねぇ~
日本でのマッサンカレーの進化と変貌も 非常に楽しみです。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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以前、タイ航空の機内食では、バンコク発Fクラスのみの、事前リクエストでした。成田発でなんとかお願いできないか、って頼んだことがありましたが、「申し訳ありませんが……」と言われ続けていました。
ところが、最近は機内で選択できる便も出てきて、いただいたことがあります。
……無印良品のレトルトの方が美味しかったです(爆) 弊ブログでも取り上げていましたので、未読でしたら是非ご覧ください。
無印良品のマッサマンカレーの記事は → http://blog.goo.ne.jp/hgn_jp/e/d44262934abb81a95165dcd51ddc5a69
TG641便のマッサマンカレーの記事は → http://blog.goo.ne.jp/hgn_jp/e/b4f023563fe730aba7630da605ead91e
一層 美味しそうに感じました。