昨日の日本は「敬老の日」でした。 65歳以上の高齢者人口は9月15日現在、前年より30万人
増えて3,617万人になり、総人口に占める高齢者の割合は28.7%で、過去最高を更新したとのこと。
一般的に言われていることですが、65歳以上の高齢者の人口が7%を超えると「高齢化社会」。
14%を超えると「高齢社会」といい、21%を超えると「超高齢社会」と呼んでいます。
日本は2017年の時点で、総人口に占める高齢者の割合が27.3%。とうの昔から「超高齢社会」に
入っています。日本総務省によると、現在 高齢者の割合が全体では28.7%で、女性が2,044万人
(女性人口の31.6%)、男性は1,573万人(男性人口の25.7%)と報告していました。
現在の総人口約1億2,593万人に対し、1947~49年生まれの「団塊の世代」を含む70歳以上の
人口だけでも2,791万人で22.2%と「超高齢社会」になっています。女性に限ると、25.1%で
初めて「4人に1人」に達したとのこと。 こうして数値で見ると凄い数字になっていますよネ。
日本の高齢化率28.7%は、201カ国で世界最高ですって。 2位のイタリア(23.3%)、3位の
ポルトガル(22.8%)を大きく上回っています。でもタイも他人事ではなく高齢社会に突進中です。
タイ政府によると、タイ国も既に 総人口の7%が65歳以上の高齢化社会に突入しており、
2021年に60歳以上の人口が全人口の20%を占め、2031年には28%に達するといいます。
高齢化から高齢までの年数も日本の24年と同等の20年という勢いだそうです。 31年には
新興国(中進国)として初めて、異例の速さで超高齢社会の仲間入りをすることになります。
政府も急速に進む高齢化への対策として、2021年で60歳以上の約20万人の雇用確保、子どもや
孫との同居推奨、貯金の推奨など打ち出してはいます。ですが、日本のように大きな高度成長期を
経験せずに高齢化社会を迎えていますから、社会保障制度や介護サービスなどが脆弱で、
確立されていません。 近い将来、大きな社会問題に発展するとの懸念も高まっています。
いや、既に社会問題化しており政府は、今後10年でタイが「超高齢社会」に突入することに備え、
2020年から2022年までの高齢者行動計画を調整し、国家的議題に高齢化社会を含めてもいます。
しかし 一般にタイの人はまだ、高齢化社会がどのようなマイナス影響を及ぼすかを
実感していません。“両親が年を取った時の対応が分らない” という人も多いようです。
JICA(国際協力機構)も地域の高齢者サービスの体制作りを10年以上支援するなど「高齢
社会の先輩」として、様々な協力・アドバイスをしていると聞きます。そうですよネ。「介護
先進国」である日本ですから、その経験と知見を生かして、タイに貢献してほしいと思います。
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