昨日、ゴルフプレーのため、頻繁に来タイしている知人から、こんな問い合わせがありました。
“エアアジアが2021年1月から日本発バンコク行きのプロモーションを、往復25,900円で
スタートさせたので、是非 予約しようと思っている。本当に 1月から訪タイできるのか” と。
確かに『エアアジア特別プロモーション(メンバー限定運賃)』として「2021年 新しい旅に
出かけよう」と謳い、日本各地からバンコクへの往復航空券が25,900円を案内していますネ。
搭乗期間は、2021年1月15日から10月31日ですが、予約期間は 2020年9月21日から10月4日
としています。“いつタイ ゴルフへ行けるだろう” と、待ちに待っているゴルファーにしてみれば、
安くて予約期間が限定されているだけに、飛びつきたくなる心境は よ~く 理解できますよねぇ~
在東京タイ大使館によると、現在の特別便の片道運賃はタイ航空が9万5,400~18万6,500円、
ANAが14万~25万5,000円で、それぞれ空港諸税と発券手数料がかかります。 JALは、
エコノミーが税金と手数料込みで26万4,070円となっています。 便数も限られています。
<在東京タイ大使館>
10月の1週目~4週目に、木・金・日曜日にそれぞれ1便ずつの12便が運航を予定しています。
12便のうち8便はタイ国際航空、残りはANAとJAL2便ずつです。 そんな状態ですからねぇ~
どうもエアアジアは、予約期間を二週間に限定するなど、販売をあおっている感が否めませんネ。
現在 タイの旅客便は、在東京タイ大使館コントロール下の特別便以外は、運航禁止の措置が
なされています。タイ政府も来年1月に解禁されるとは 発表していません。禁止措置が、
いつまで続くか まだ不明ですし、販売開始が 即 訪タイOKとはなりませんからネ。
1月まであと3カ月間。今だ タイは「非常事態宣言下」であり、日本からタイへは、特別便のみ
しか運行されていません。 3か月後に自由に日タイを行き来できるとは思えませんけどねぇ~
ただ、エアアジアも何かの情報を得て販売開始に踏み切ったのでしょう。4月以降だったら理解
できますが、1月の搭乗は難しいと思いますヨ。1月に もし可能となっても課されている入国条件は
どうなるのか? 今はタイ入国許可証・陰性証明書・入国時の14日間隔離などが必要です。これらの
条件をクリアしないとタイに入国できません。これが3カ月後の1月に解除されるとは思えません。
10月からスタートする「特別観光ビザ」を取得しても入国条件は一緒です。1月・2月では、まだまだ
不明瞭な点が多すぎます。私は知人に “慌てずに もう少し様子を見た方が良い” とアドバイスしました。
個人的な見解ですが「10月14日の大規模なデモ」の終了後に、大きな決定がされるような気がします。
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その可能性はゼロでしょうね。
エアアジアは、前から、運航再開の確証がないのに、航空券の販売をしています。
「タイ政府が開国を宣言し、運航開始が確認されるまで、絶対に航空券の予約はしてはいけません」
というのは、予約しても、飛行機が飛ばなければ、支払ったチケット代は(キャッシュで)返金してくれません。
エアアジアのクレジットアカウントに入れられるだけで、利用日の変更にしか対応してくれません。
エアアジアの経営状況は破滅的に悪化しています。
倒産寸前ですから、クレジットアカウントもゼロになる可能性があるのです。
日本とタイの間を運航する「タイ・エアアジアX」の株価はほぼゼロになり、実質倒産状態です。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/AAX:MK
親会社であるエアアジアグループの株価もゼロに近づいています。「継続企業に疑いあり」ということで、7月8日には売買停止になり、上場廃止になるという情報もあります。
エアアジアはナショナルフラッグではないので国からの支援を受けるのは困難です。
https://jp.reuters.com/companies/AIRA.KL