タイ気象局は 昨日29日から雨期が明け、乾季(寒季)に入ると宣言しました。乾季明けは
来年2月末の見通しですが、今年は昨年の寒季より気温が低めになると予想していますネ。
今年の雨季は 中部・東北部などでは大雨による洪水が続き、最近まで、中部アユタヤ県や
東北部ウボンラチャタニ県など21県の約30万世帯が浸水被害を受けています。ようやく、
洪水・冠水被害から解放されそう。が、南部での雨量は直ぐには、減少しないでしょうネ。
<日本のタイ政府観光庁が掲示している年間のバンコクの気温と降水量>
タイ政府観光庁が掲示している上図とは違い、我々は、乾季は11月~2月、3月から暑くなり、
3月~5月までが暑季、6月から雨量が多くなり6月~10月までが雨季と捉えています。
タイ北部が寒季に入ると、バンコク都の平均温度の摂氏22度より、グンと下回る日が多く、
山間部で、日本では信じられないでしょうが、寒さのため 凍え死ぬ人も出て来ますからネ。
ましてや今年の寒季、気象庁の予想では全国の最低気温は平均20.4度になる見込みで、昨年の
21.0度よりも低くなり、よりも厳しくなるようです。バンコク都ですら最低気温は17・18度と
予想され、北部チェンライ方面では10度を割る日も出て、12月・1月が最も冷え込みます。
タイの人たちには、一段と注意が必要です。この頃になると山頂では多くの霜も見られます。
一般的には雨季が終わり、寒季に入ると雨量も少なく、好天が続き、気温も高すぎない
過ごし易い気候となり、旅行にも最適な時期です。タイ国のベストシーズンですネ。
その一方で、大気汚染に悩まされます。特にバンコク都は交通渋滞も手伝い最悪です。
バンコク都のチャチャート知事が天然資源環境省とタッグを組んで、大気汚染対策の為の
省庁間作業委員会を設立し、都内の PM2.5 問題に取り組んでいることは知られています。
先週、チャチャート知事は大気汚染から児童・生徒を守る為、公立学校において、大気の
危険性を五つの色分けした旗を使用し、子供たちにも警告するという対策を公表しています。
天然資源環境省と協同し青は良好、緑は良し、黄色は中程度、オレンジは不健康、赤は非常に
不健康と警告し、児童・生徒を汚染被害から少しでも軽減できるよう対処していくようです。
<チャチャート知事>
また、この試みは、子供たちや十代が大気の状態と危険度を身近にチェックできたり、
感じられるようにすることを目的としているといいます。チャチャート知事 頑張っています。
例年、雨季入り宣言が出るのは5月中旬なのに、雨季が7月~10月とは、呆れるばかりです。
タイに滞在したら分かりますが・・・タイの四季は・・・11月~12月中旬が「乾季❶(暑季)」、12月下旬~2月末が「乾季❷(寒季)」になります。
今年は10月29日に乾季(❶)入りしましたが、猛暑になっています。知人の室内の気温が昨日15時ごろに、35度を記録し、暑季(3月~5月)より熱かった模様です。雨期明けは猛暑が続きます。
乾季❷(寒季)になるのは、例年12月下旬になりますが、ここ数年は<寒季>にならず、暑い日々がつづいています。今年は是非<寒季>を期待したいものです。