タイ・タニヤの今昔物語！ Ⅱ

　遼クンの大活躍で途切れました、一昨日の続き、“タニヤの今昔”　・・・です。

　タニヤの繁栄で、随分と車も売れたでしょう、地方に家も建ったでしょう。子供をも学校へ行かすことも
出来ました。タニヤに来る日本人様々です、いや様々でした、もう過去形です。そんな大盤振る舞いする
日本人観光客も少なくなりました、そんな景気のいい駐在員も居なくなりました・・・

　これは、と、あるカラオケ・バーのチイママ（43歳）の嘆きです（笑）　彼女もお若い頃は大活躍で、車も
購入　勿論日本車、田舎で両親に家も建てあげて、弟・妹を学校へも行かせる事も出来ました。今じゃ
バンコクで食べられなくなっても田舎に帰る家があります。帰れば自給自作の米と周囲にあるバナナでも
マンゴでも食べるには困りません、将来に不安は無いと…　これも全てタニヤのお陰と感謝しているとか、

　彼女の若い頃は、あのバブル期真っさ中の時代でしょう、それを今と比べてはいけません・・・が

　当時は「二人・三人　彼氏持つのは当たり前、今　稼がにゃ　いつ稼ぐ！」と、気合いを掛け合った
そうです。日本の彼氏たちが来るのは、揃って連休でしたからダブります、スケジュールを組むのに
一苦労だそうで、何人の親戚を死亡させ、何度　親兄弟を病気にしたか、同じ日に兄を盲腸と交通事故に
遭わせたとか（笑）　今では、笑い話と懐かしがっていました・・・　

そんなタニヤが、こうして賑やかになる前は隣の通り、パトポン通りが欧米人の飲み屋街でした。
今はモノ売りの屋台ばっかりで、その面影はゴーゴーバーが何軒かあるぐらいですが、タイの外国人の
エンターテイメントの原点はパトポン通りと言っても過言ではありません。

これもチイママの話しですが、ベトナム戦争に参戦している兵士達がタイ米軍基地に休養にやってきます
空軍が、最初にパトポンに集まり出したのを見て、当時何かと空軍と仲が悪かった海軍は、パトポンには
近寄らず、スクンビット1～8界隈に集まり出して、それがスクンビットの第二の欧米人の溜まり場に
なったようですヨ。昔は、パトポン派か、スクンビット派か、なんて女の子達もライバル視したと聞きます。

彼女たち、間違ってもパトポン派とスクンビット派に、二人の彼氏をつくりません、
だって、お人好しの日本人と違って、若い米国人の怖さを彼女たちは知ってますからネ！

　ワタシも若かりし頃、随分とこのパトポンで飲みました、帰りに必ず立ち寄るのが　“ミズ・キッチン”
今でも二代目の息子さんがやっておられ健在です、当時はここのM谷さん、サニーシャトーという高級ナイト
クラブやアマリンホテルなどのオ－ナーM田さん、海外トラベル・サービスのI谷さん、と戦時中からタイに
いらして、こういう方々がどれだけ陰になって日向になって、今のタニヤの基礎を造り上げたことか・・・

　さて、お客が少なくなったタニヤにまたも追い討ちです・・・　先月末にまたまた内務省から「エンター
テイメント施設に分類されているカラオケ店前での、女性による客の勧誘行為の禁止徹底」を各県知事に
命じています。要するに呼込みの禁止ですネ。これでは益々観光客が遠のきます。

　タニヤでも、在留日本人で流行っている料理店やバーも結構あります、これらのお店は、やはり一工夫
一ひねり、しているお店です。　　もはや　いっらしゃいませ～・・・　社長一杯いかかですか～・・・　
相も変わらずの呼込みと客引きでは、通用いたしません！
　これでは、“第二のタニヤ”　のへ行かれてしまいます。



「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです 　　


　 タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト