いきなり唐突ですが「家族入場禁止令」「自主入場禁止令」「第三者入場禁止令」って、何だかご存知?
これはシンガポールがカジノリゾートの開業を控え、国民がカジノに入り浸り、破産や家庭崩壊を
招く事態を防ぐため、カジノに入場禁止させる登録をスタートさせた時の部類でした。
タイでは、タクシン政権以前の昔から思い出したように出てくるカジノ合法化案が、再度 持ち上がり
マスコミを賑わせていますネ。一部の国家改革評議会メンバーから要請が出された同案を、警視庁の
ソムヨット警察長官も賛成の意を表明したことから、ちょっとした話題となった次第です ・・・
カジノは “ギャンブルで悪い遊び” というイメージも強いことから、過去の政権下でも、たびたび
カジノ合法化が議論されてきましたが、宗教・教育関係者がこぞって反発・反対を唱え、同案が纏まる
ことはありませんでした。それが警察長官が賛成したことから、今までと雲行きが変わって来ています。
同長官と有識者の一部が、「シンガポール・マカオ・ミャンマーなど、合法カジノがある国々を
研究し、利用者の条件を定めるなど規制をシッカリさせれば、解禁してもいいのでは」という
意見が上がりました。 そこで上述の「シンガポール入場禁止令」の例が出てきたワケですネ。
中国系の人たちのギャンブル好きは つとに有名ですが、タイ人も負けてはいません。「タイ国内に
カジノなんか出来たら、家庭崩壊など当たり前で大変なことになってしまう」と心配する宗教・教育
関係者の気持ちも分からないではありませんよネ。違法ですが、ワールドカップなどのサッカー
賭博で人生を狂わしているタイの人たちが、どれほどいるか計り知れませんもの ・・・・
ですのでシンガポールの登録制は賛成ですネ。「家族入場禁止令」というのは、例えばギャンブル好きの
父親がいる場合、家族があらかじめカジノに入場できないように登録することが出来るんだそうです。
自分はギャンブル癖がついてしまうと思っている人は、自らカジノに入場できないように自身で
「自主入場禁止令」に登録しちゃう。また「第三者入場禁止令」は、生活保護受給者などの入場を
自動的に禁止してしまう禁止令です。 確かに これらがあると無いでは、随分と違うでしょうねぇ~
結果的に大成功している今のシンガポールでは、さらにより良い方策があるかも知れません。
それをソムヨット警察長官らは、“もっと 研究すべき” と言っているんでしょうネ。
いやいや、まだ他に理由がありそうですヨ。 長くなりますので、明日に続きます ・・・
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