今月からツアーガイドの制服を義務付けている ・・・

　　
　“700万人” って何の数字だと思います？　そう、今年の中国人観光客の訪タイ数ですって！

昨年の463万人から大きく増え、過去最高の700万人になると タイ政府観光庁が報告していました。
約倍増ですヨ。８月のバンコク爆弾テロ事件の影響は、一時的なものだったと言えますねぇ～

　

2014年にタイを訪れた外国人ランキング・ベストテンは次の順位でした ・・・

１位　　中国 　　　４６３万人　　　６位　　インド　　　　９５万
２位　　マレーシア ２８４万　　　　７位　　ラオス 　　　 ９３万
３位　　ロシア　　 １６０万　　　　８位　　英国　　　　　９１万
４位　　日本　　　 １２７万　　　　９位　　シンガポール ８７万
５位　　韓国 　　　１１２万　　　　10位　　豪州 　　 　 ８４万

2015年は他の国は そんなに伸びないでしょうから、700万人の中国がダントツになりますねぇ～

世界観光ランキングの観光客数で タイは14位ですが、観光収入は９位になっています。これにも
中国観光客のパワーが影響しています。2014年に約463万人の中国人がタイを訪れ、中国人観光客の
１日当たりの支出額は平均5,500バーツ（約１万9,000円）と、欧米からの観光客の平均を上回るとか。

　

何かと問題を起こす中国人観光客ですが、硬直化した経済の立て直しに苦心するタイは、これを失う
わけにはいきませんネ（苦笑）。最近でも、バンコクの空港で搭乗予定の航空機の出発遅れに憤った
中国人が、中国国歌を斉唱したり、無理な要求をする騒ぎがあったばかり。それ以外でも結構あります。

それでも タイ観光庁のスリスダ東アジア支局長は、経済の救世主に気を遣い「中国人観光客だけが
タイで問題を起こしているわけではなく良い観光客。だが、私たちは文化が異なるため、文化的誤解が
生じることはあるかも知れない」とメディアに語っています。　たいへんな気の遣いようですな。

　
　＜タイ政府観光庁のスタッフ ・・・＞

これだけ中国人観光客が増えると、ツアーガイド不足から こんな問題も出てきています。

タイ国では ツアーガイドという職種はタイ人にしか認められていませんが、中国人・ロシア人・
韓国人など外国人が違法にガイドを行っているケースも多く、中でも中国人が群を抜いているようです。

時折、日本人の女性が日本語ガイドをしている光景を観かけますが、これはタイ人男性と
結婚している等、タイ国籍を持っている人ですから問題ありませんネ。

タイ人を含めてこうした違法ガイド撲滅の為、今月から観光スポーツ省観光局は、ガイドに制服の
着用を義務付ける法改正を行なっています。12月末までは準備期間で、来年１月以降制服を着用して

　
　＜今月からのガイドさんの服装です …＞

いない場合、１万バーツの罰金を徴収すると発表しています。制服はシャツのみ、白地にタイ語と
英語で「タイ」のロゴが入った西洋風（長袖・半そで）とブルーのタイ風の２種類があるそうです。

そうは言いながら、海外観光客への依存度を下げようと、観光庁は国内観光市場の振興を
推進し始めましたネ。　長くなりますので明日に続きます ・・・