サイアム高島屋はジュタヌガーン姉妹と親密になって！

　
　現在 世界女子ゴルフ界で、アリヤ・ジュタヌガーン選手が、“どれほど凄いことを成し
遂げたのか” タイの一般市民には、まだピンと来ていないのが現状です。昨日からの続き。

せっかく、姉のモリヤ選手と共にジュタヌガーン姉妹がアイコンサイアムのブランドアンバサダーに
なったのだから、今後 高島屋は、その凄さをもっとアピールしながら、活用すべきでしょうねぇ～　

　
　＜ジュタヌガーン姉妹とアイコンサイアムの幹部＞　

タイに初進出した高島屋。処で、今まで進出してきた日系の大手デパートが成功したとは言えません。
ですので関係者は「サイアム高島屋」を 固唾を飲んで見守っている、と言ったらオーバーでしょうか。

バンコクにはかつて、ヤオハンやジャスコ、大丸、そごう 等々が進出してきましたが、いずれも
撤退しています。現在はセントラルワールドにある伊勢丹、BTSナショナルスタジアム駅前の
マーブンクロン・センターの横には、東急デパートがありますが、やはり苦戦しています。

　
　＜閉店が予定されている東急シーナカリン店＞

東急は2015年６月にタイ２店舗目（バンコク郊外シーナカリン）をオープンしましたが、思うように
集客ができず、来年１月末で閉鎖になり１店舗だけに。日本製品を置くだけでは、もう やっていけません。

伊勢丹のように日本の特産品を並べても、新鮮な魚介類を仕入れても、今やタイで初の日本生鮮
卸売市場となる「トンロー日本市場」が今年６月にオープンし、伊勢丹より速く安く入手できます。

そんな背景を見ているのでしょう、サイアム･タカシマヤ （タイランド）の堀口健治社長は、プロの販売員を
養成するため、社内認定制度を立ち上げながら人的サービスに、日本のスタイル基準を導入するとしています。

　

さらに冷蔵ロッカー、多目的トイレ、ベビー休憩室･授乳室、 靴･時計･服の修理コーナー、
フリー Wi-Fi、ツー リスト･ラウンジなどのサービス機能や施設を設けて、ソフト面を充実、
強化し て「顧客にストレスを感じさせない、タイに無い新商業施設を目指す」といいます。

そう言えば、シンガポール高島屋は、百貨店＋専門店 （ショッピングセンター）運営＋不動産
事業の三位一体経営で、大きな成功を収めているんでしたよネ。何でも、シンガポール事業での
営業利益は、グループ全体の連結営業利益の約２割に当たるそうですから、大成功でしょう。

　
　＜シンガポール高島屋＞

本社 高島屋（大阪府）からも、“サイアム高島屋の運営には1993年に開業したシンガポール
高島屋の経営資源、ノウハウ、知名度を最大限に生かせ” と発破をかけているようです。

「日本の良いもの」を揃え高級志向を売りにして、富裕層の取り込みを狙う考えだけでしたら、
タイの高級デパート、エンポリアムやサイアムドラゴンなどに負けてしまいます。ソフト面から

　

日本スタイルの「顧客第一主義」に徹底してほしいですよネ。サイアム高島屋としては、年間
来店客数を約3,000万人と見込んでいるようですが、勝ち残るには、これしかないのかな？？

将来、バンコク都からトンブリー市へと、アイコンサイアムは 都市変遷のきっかけに
なるのでしょうか？　これも非常に楽しみで、興味津々す。　一度 見ておいて下さい。

　

現在、アイコンサイアムへはチャオプラヤ川の４カ所（（バンコク側）に専用船着場を設け、直行の
専用無料シャトルボートが用意されています。このアクセスは特に、海外からの観光客に人気ですネ。
　モノレールが走るまで、ちょっと不便ですが シャトルボートで行かれたら良いでしょう。　　　



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