タイはロングステイする国としても人気が高いのは、日本人だけではありません。
近年、本土の中産階級の中国人が、タイへ移住することを 虎視眈々と狙っているようです。
昨日、中国にいるマラソン好きな中国人が、PM2.5など大気汚染の激しい中国でのマラソンを
避け、タイで実施のマラソン大会への参加 申し込みが急増しているという話をしました。
ここ何年かで、沢山の中国人が押し寄せてきていますが、そのタイの良さが口コミで伝わって、
特にチェンマイの人気がうなぎ登りだそうです。 タイは地理的にも文化的にも中国に近く、
中国からの移民の歴史も長く、タイにはたくさんの華人もいますし、親しみも湧くんでしょう。
旅行・移民・留学などを 紹介する 「英派旅行網」 という情報サイトが、中国人は なぜ タイに
移民したがるのか、いくつかの理由を 挙げています。 外国人と 観点は変わらないようです。
* ライフスタイルと環境
タイの文化が合い、環境の良さを 好む人が多い。 中国の多くの都市と比較して、特に
チェンマイなど北部は清潔で空気も良い。 留学も容易で、学費も欧米に比べれば、物価
同様はるかに安く、就職先もあり若者の希望者も多い。 新たなビジネス チャンスも可。
* タイを 基点に多元的環境がある
周辺のカンボジア、ミャンマー、ラオスにも動ける。 今のところ、タイは先進的でインフラも
充実し、タイで居を 構えていれば、周辺諸国へのビジネスチャンスも多くある。 タイ人の
気質も開放的で穏やかであるので、まずはタイで生活環境を 整えることが肝要。
* コストパフォーマンスの高さ
中国都市の中産階級は、改善の兆しのない大気汚染や、バブル崩壊に不安を 抱いている。
移民先として、欧米・豪州に較べ、タイはベストの移民先ではないが、中国に近く、コスト
パフォーマンスの面で安全感のある国と捉えている。
* 産児制限がない
少子高齢化が進んでいるタイでは、政府が出産を 奨励しており、ここでは子どもを 3人以上
持つことも問題ないし、不思議なことではない。
* 仏教修行が 自由に可能
中国では仏門に入ることは難しく、できても厳しく過酷な条件が求められる。 中国で出家
するということは、大きな病を 患ったか、何か大きな傷を 受けた者に限られ、変人扱いされる。
仏教国のタイでは、僧侶に教えを 乞うことは簡単で、自由に出家・還俗することができる。
おおよそ、こんな見方でタイの移住を 考え出しているそうです。 欧米や日本と違うのは若い層まで
移住を 考えていることですネ。 中国では、ここ10年間に起こっている移民ブームを 「第3次移民
ブーム」 と呼んでいるそうですが、観光客と同じようにドッと押し寄せて来たら、もう大変ですよネ。
タイ政府も、そんなビザなり、移住権を 発行するとも思いませんが、大国 中国の中産階級の
人達がそんなことを 考えているを 知っておくべきでしょう。 なにせ 人口の数が数ですネ。
我々外国人らは吹き飛ばされていまします ・・・・