タイでは5年後の2024年から公務員の定年が、60歳から63歳に引き上げられることに ・・・
今や日本は、4人に1人が65歳以上とされる「超高齢社会」ですが、そんな日本の背中を追うように、
ここタイでも高齢化が加速しています。地下鉄や高架鉄道BTSなんかに乗っていると若い人ばかりで、
そんな雰囲気を感じさせません。が、タイの高齢者は余り出歩きませんので、そう感じるのでしょうネ。
公務員の定年制度は、タイの国家戦略委員会(委員長:プラユット首相)が、20カ年の国家戦略
としてまとめた「国家改革計画」の施行に伴い、高齢化対策の一環として引き上げられるものです。
民間会社もそれに従えということになるんでしょう。タイの友人曰く、“こういうことは、各企業で
決めさせてほしい” と言っていましたねぇ~ “優秀であれば、いくつになって働いてほしいし、
若くても そうでなければ、辞めさせたい“ なんてことも ぼやいていました、っけ ・・・
タイの総人口は2017年時点で6,760万人、このうち60歳以上の人口は1,130万人と全体の
16.7%です。ですが、21年には20%、31年には28%まで上昇すると予想されています。
5年後には、5人に1人は高齢者になる計算です。
当然ですが、このままでは高齢化が進み、堅調とは言えないまでも 現在の経済成長に陰りが見え、
将来的に深刻な問題に直面します。少子化対策が急務となっていることは言うまでもありません。
回りのアセアンの国々と較べてみると よく理解できます。国連の統計・推計によれば …
タイの平均年齢は 2015 年の37.8 歳が、20年に40.1 歳、そして 50年には49.2 歳へと
急速に高齢化していきます。50年のアセアン 10カ国 全体の平均年齢は 37.5 歳と推測
されているため、タイはこれを大きく上回ることになります。
全人口に占める労働力人口(15歳 ~ 59 歳)の割合でも、タイは15 年の 66.4%が 30年に
50%台へと突入。50年には51.9%まで落ち込みます(50年のアセアン平均は 59.5%)です。
また、30年時点でのアセアンの高齢化状況では、タイは65歳以上の人口が 26.9%となり、
シンガポールとともに「超高齢社会」(65 歳以上の割合が21%超)グルー プに入ってしまいます。
これに対し、ベ トナム・マレーシアは「高齢社会」(同14%~ 21%)グループ、フィ リピン・
カンボジア・インドネシ ア・ミャンマーは「高齢化社会」(同7~ 14%)グループに留まっています。
そして、 タイは15 年に6.2 人の現役世代(20歳 ~ 64 歳)で一人の高齢者を支えていましたが、
30年には 3.1人で支えることになります。こうして数字で近隣諸国と較べてみると実感します。
タイは日本・シンガポールや欧米と違って、先進国になる前に高齢化社会を迎えてしまいます。
すでに一部では動き出していますが、早急に日本はじめ 先進国からの学習が必要です。
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