日本シニアではプラヤド・マークセン選手が勝って、タイ人女子プロでは、
アリヤ・ジュタヌガーン選手 22歳が、今季2勝目、通算8勝目を挙げました。
米国女子ツアー「キングズミル選手権」で、参戦2年目の畑岡奈紗プロ 19歳、チョン・インジ選手
23歳とプレーオフとなりました。“初優勝なるか” という畑岡奈紗プロ中心の記事でしたが、日本の
メディアにも、改めて優勝したアリヤ・ジュタヌガーン選手の名前が、アチコチで飛んでいましたネ。
畑岡奈採プロ、敗れはしましたが、正確なショットを軸に二人と互角に堂々と渡り合い自己
最高の2位に入りました。あと一歩のところで、ツアー初優勝を逃しました。そうそう、
第1ラウンドの17番のパー3では、プロ転向後初のホールインワンも達成しています。
参戦1年目の昨年は、コースの知識もなく不慣れも手伝い、予選落ちが続きましたが、今年は
4月下旬のメディヒール選手権で初のトップ10となる7位に入り、今回は2位です。昨年の
多くのミスが彼女の成長させているんでしょう。 “近いうちに初優勝” も見え隠れしていますヨ。
タイのアリヤ選手が22歳、韓国のチョン・インジ選手が23歳、日本の畑岡奈採プロが19歳という
メンバーで、米国女子ツアーのプレーオフで戦っているなんて、数年前には考えられないことでした。
タイで生活しゴルフ大好きな日本人には、アリヤ・ジュタヌガーン選手の活躍は嬉しいものです。宮里藍
プロは米国ツアーで通算9勝していますけど、ついにメジャー戦は勝てませんでした。アリヤ選手は8勝して
「全英女子オープン」にも勝っていますからネ。まだ22歳、すでに宮里藍プロを抜いて 超えています。
そう言えば、メイちゃん(アリヤ選手の愛称)と藍ちゃんには共通点がありました。
姉モリヤ選手と二人、宮里藍プロが師事していたことで知られる『ビジョン54』を主宰するメンタル
コーチ、ピア・ニールソン氏とリン・マリオット氏の教え子です。一昨年、大事な場面でスコアを
落としてしまい、なかなか勝てなかった際に両氏は、“他人のプレーはコントロールできない。
自分ができることだけをコントロールしなさい” との教えのもと、初優勝した経緯があります。
他の人のプレーに惑わされず自分のゴルフに徹する。そのためにアリヤ選手はプレショット
ルーティン(ショットに入る前に同じ動作や心の準備のプロセス)を一定にする練習を繰り返し、
<ピア・リン先生とジュタヌガーン姉妹>
緊張した場面でも同じルーティン、同じリズムでプレーできるよう鍛錬を積んできました。
技術がなければ、勿論 勝てませんが、メンタルのコントロールなしに優勝はないでしょう。
また、ピア&リンの教えでいつも実行していることは、“スイングはスコアメイクのほんの
一部。練習のための練習ではなく、本番のための練習をする。コースでは1球しか打たない
のだから練習グリーンでも何個もボールを転がすのではなく、ラインを読んでカップに
集中して本番と同じように1球ずつ打つこと” だといいます。
ピアとリンの出会いによって、2016年の「ヨコハマタイヤ クラシック」で、LPGA
ツアー初勝利を飾り、同時にタイ人としては初の LPGA ツアー勝利者となりました。
その教えを守って、モリヤ選手も今季 初優勝しています。
まだまだ、アリヤ、モリヤ・ジュタヌガーン姉妹は勝ち続けるでしょうネ。
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