昨日22日は、軍のクーデターから節目の年、4年が経ちました。反政府派が
首相府へデモを行うとしていましたが、どうやら 完全には出来なかったようです。
バンコク市内のタマサート大学から 学生らデモ隊 約500人が首相府へ行進しましたが、
接近が許可されず、バリケードで阻止され、一部 リーダーは 身柄を拘束されたようです。
警官隊は、タマサート大学周辺の道路を封鎖した際、デモ隊リーダーはデモ続行を求め
警察側と交渉を繰り返しましたが許可されませんでした。参加した市民らもデモを断念。
大きな騒動にならず、本当に良かったです。 ヤレヤレです。
しかし、民政移管のための総選挙の早期実施などを求めた反政府デモが、厳重な取締りに
よって阻止されたことにより、国民は より一層 反軍政 感情が高まる可能性がありますネ。
政府が総選挙を11月から来年2月に変更してから、今年に入り 抗議行動が 活発化していました。
政府は5人以上の政治集会を禁じていますから、もう少し強行にデモ隊を取り締まると思いきや、
そうでも無かったようです。それは きっと、政権ナンバー2のプラウィット副首相 兼 国防相の
資産隠し疑惑などで世論の反発が高まっていることを懸念し、締め付けを緩めたのでしょう。
でもプラユット政権としても、これ以上 総選挙の延期はできないでしょうネ。総選挙後の政権掌握の
続投を狙う時間稼ぎも もう限界です。その為か、再び首相になるための多数派工作が目立ちます。
最近のプラユット首相はタクシン派政党「タイ貢献党」や反タクシン派の筆頭である「民主党」を除いた
政治勢力としきりにコンタクトしているようですから。 歓楽地パタヤをもつチョンブリ県を地盤とする
「パラン・チョン党」の政治家 ソムチャイ氏の息子二人を、内閣府大臣顧問に就任させたりしています。
さらに、プラユット首相が再登板するシナリオに向け、こんな布石をも打ち始めています ・・・
今月7日 東北部ブリラム県では、タイでも人気のあるサッカー場へ約3万人が集まった
大観衆に迎えられました。これを仕組んだのは、地元の政治家や有力者であり、同県で翌日
開かれた移動閣議で、東北部での巨額プロジェクトを検討することを決めたといいます。
<欧米との外交は良くなっているけど ・・・>
これは「政治的な取引があった」と噂されています。またタクシン派のタイ貢献党元議員にもポストを
ちらつかせて取り込みを図っているなど、国会議員の賛成多数を確保する活動が多くなっていますネ。
そう言えば、昨年あたりからタクシン元首相が基盤とし、支持していた地方の農民へも
甘い飴を差し出していましたネ。 長くなりますので 明日に続きます ・・・
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