30日の当ブログで、5年間滞在ビザが取得できるタイのエリートカードのことに触れましたが、
何人かの読者からタイの永住権取得の問い合わせがありました。 今日は永住権の話です。
5年間ビザだ、リタイヤビザだ、とやっているより もし 永住権が取れれば、こんな楽なことはありません。
ワタシらなんか特にそうです。 実際、取れるのか、もし取れるなら、どんな必須条件があるのか・・・
昨年を例にしますと、タイ政府は国別に100人に永住権の枠を設けました。 申請は
11月25日から12月30日だったそうです。 日本人も100人の人が永住権を取得したとか。
2012年の数字では、タイで永住権を保有する日本人は男性610名・女性403名の1,013名でした。 毎年
100人が取得したとして、今年で1,413名になっているわけですネ。 現在 在タイ日本大使館に登録している
邦人数が約6万5千人ですから、46人の一人の割合で永住権を持っている計算になりますかネ。
さて その条件ですが、まず申請日から遡って3年間、ノンイミグラントB査証 (90日以内の労働
許可証) を取得していることが絶対条件となります。 その上で4種類の条件に分かれます。
1) 投資家
外国から1千万バーツ以上の送金をして投資した人。
2) ビジネス関係
* 資本金1千万バーツ以上の会社で1年以上サイン権があり、2年間 5万バーツ以上の月収で、
タイにとって有益な仕事の経営者。
* 労働許可証を持って3年以上勤務しており、現在の会社に1年以上いて、2年連続で
8万バーツ以上の月収があるか、8万バーツ以上の月収でなくとも2年連続で年間
10万バーツ以上の所得税を納めている会社スタッフ。
3) タイ人との親族関係
* 結婚して2年以上で子供がおり、家族の月収が3万バーツ以上ある人。
結婚証明書や子供の出生証明が必要です。
* 永住権を取得した外国人の父母や子供の永住権、及び 外国で生まれたタイ人の子供の
永住権について定めています。
* 「この外国人に永住権を与えて面倒見たい」 というタイ人を対象としたものもあります。
4) 特別な技能を持っており、タイ政府が必要としている人。
当然ですが、どれにも無犯罪証明書が必要です。
これらの条件のどれかに適合する申請者の中から国別に100人が選抜されます。
申請にかかる費用は7,600バーツで、実際 永住権が認められると19万1,400バーツ、
タイ人との結婚で申請した人は9万5,700バーツの手数料がかかります。 この料金は
タイ政府に支払う額ですので、業者に頼めば それなりのサービス料がかかりますネ。
永住権取得には 結構 ハードルは高く、条件を満たせず取得をあきらめる方も多いと聞きます。
また、タイ人とのコミュニケーションが取れることが前提となりますので、日常会話レベルの
タイ語能力も必須です。 タイの永住権は勤労者やタイ人配偶者を持つ者に対して発行される
という前提がありますから、リタイアのためという理由では発行されません。
<実際は 高額を積めば簡単に取れる、なんて声もありますが ・・・>
でも 考えてみれば、永住権のメリットって、なんでしょうネ。 今度 持っている人と
会う機会がありますので、よく聞いて報告しますネ ・・・
リタイア組はリタイアメントビザで十二分でしょうね。
唯一の不満はビザの更新が1年毎ということだけでしょうか?せめて3年更新(行いが良いGOLDな方は5年更新とか?)になると楽ですね。(ただし、3年更新となると、現行の80万Bの預金が200万Bくらいになりそうですが)
●永住権を取得してのメリットはそんなには無い。労働許可が無くても、タイに死ぬまで居られることと、タイ入国時にタイ人カウンターに並ぶことが出来ることくらい。 (出所:タイ永住生活)
http://g-biz.asia/archives/1357
タイ国のロングステイビザが10年有効(5年更新?)で、必要な預金は300万バーツとか?
医療保険に加入が義務付けになるとか?
http://chaocnx.seesaa.net/article/444245327.html
現在のリタイアメントビザ、1年有効、80万バーツは併存するのか?無くなってしまうのか?
どうなんでしょう?
こちらにも多くの問い合わせが来ていますので、早々に
今日のブログに書きました。