二人のメンタルのコーチによってアリヤ・ジュタヌガーン選手は、考え方を大きく変えました。
そのコーチは宮里藍プロも師事していますので有名かも知れません。 昨日からの続きです ・・・
「ビジョン54」の教えで知られるピア・ニールソン氏とリン・マリオット氏の二人です。
昨季のアリヤ選手の大躍進は、「ビジョン54」の存在なくしては語れないと言われるくらい、
二人からメンタル面を学習しています。それは「1打 1打を大切にしてゴルフを楽しむ」でした。
<ピア・ニールソン氏とリン・マリオット氏>
54とは、ゴルフの18ホールを全てバーディーとしたときのスコア。 実際には不可能ですが、限界を
自ら作らずに、挑戦し続けるための目標として、二人が考案し、自らのゴルフ哲学として、生徒たちに
指導しています。5年連続賞金女王を達成したアニカ・ソレンスタム選手を育てたことでも有名ですネ。
さて彼女の放つその飛距離からも大器と期待されていたアリヤ選手でしたが、昨年 メジャー初戦の
「ANAインスピレーション」での最終日、最終ホールでティショットを池に入れてリディア・
コ選手に敗れるなど、メンタルの弱さが目立っていました。その後「ビジョン54の教え」である
“目の前の1打に集中すること” を徹底して“あとは心配しない”との実践を繰り返して来ました。
結果 昨年は、賞金女王、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー、年間ポイントレースと、賞を総なめして若き
新ヒーローの誕生でした。昨年よりも大人びて見えるのは、勝利によって得た大きな自信からでしょう。
「今年の目標は、目の前の1打に集中して、とにかくゴルフをエンジョイすること。重要な
ことは、自分に期待をしない。昨年と同じように成功するとは考えずプレーしよう」でした。
<それが世界ランク1位に、お母さんも嬉しいでしょうね>
現在、アリヤ選手はお母さんと姉のモリヤ選手と共にフロリダ州オーランドに拠点を構えていますが、
今年、タイから直行したのは二人からコーチングを受けている「ビジョン54」のキャンプ地でした。
昨年のことは忘れ1月8日に最初に向かったのは、母国からキャンプ地のあるアリゾナ州
スコッツデールでした。そこで約1週間、メンタル面とウェッジを中心に調整をしています。
<藍ちゃんと同じコーチとはねぇ~>
因みに昨年、その年に最も活躍したコーチらに贈られる「LPGAエレン・グリフィン賞」を
ピア・ニールソン氏が受賞しています。
アリヤ選手は飛距離だけが クローズアップされますが、キャンプ地でよく練習するのが自分の
体、腕の動きのフィーリングをつかむために目を閉じて打つドリルです。35ヤード、40ヤード、
45ヤードと打ち分けることに取り組み、ここでアプローチとメンタルの強化に成功したようです。
メンタル面の指導を受けてから、緊張している時にはショット前に笑顔を作るルーティンを
行なってるようです。それは二人が教えたことではなく、目の前のショットに集中する為に
コーチからヒントを得て、彼女自身が見つけた方法だそうです。今度 彼女の笑顔に注目して。
<藍ちゃんとアリヤは10歳くらい離れているんだなぁ~>
さすが「微笑みの国・タイ」の選手ですネ。藍プロを引退させたのはアリヤ選手の飛距離だ、なんて
言う人もいますが、アリヤ・モリヤ姉妹のコーチが藍プロと一緒とは、何かの因縁を感じます。
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