タイの女性管理職は、日本の４倍以上ですってヨ！

　　
　欧米では 日本の明治時代 （1910年） に、３月８日を 労働運動の一環として 「国際女性の日」
と 制定していますので、大変な年数の違いがありますネ。　 　　昨日からの続きです。

アジアでも浸透し、恵まれない人たちや国や社会に貢献した女性を、この日に表彰しています。
インドのマザー・テレサ、ミャンマーのスーチー女史などが代表的な受賞者で、タイ人では
法医学のポーンティップ女医という人が表彰されていると聞いています ・・・・

　

2014年度の国際女性の日のテーマは、「女性の平等は、全ての人間の進歩である」 だ、そうですが　
タイでは、独自に 地位を 向上させようと、政府が1989年 （25年前） に、「タイ女性の日」 を
８月１日 に制定しています。　日本は 独自に女性の日があるとは聞いたことはありませんよネ。　　　

　私が国際女性の日など、個人的に興味があるのは、前職時代に 結構 女性の新しい登用に
関わっていましたので、人一倍 女性の働く場所や環境に目がいってしまいますネ （苦笑）

タイの日系の職場などでは、女性を 「ＯＫＵＳＡＮ　奥さん」 と呼ぶことが多いのですが、奥さんの
本当の意味を 教えてあげると、「日本語で女性のことを 奥さんと呼ぶのだと思っていた」 なんて、

　

返事が返ってきたことが … 確かにタイにいる日本女性に 「奥さん」 と呼びかければ、的中率は９割
以上になるでしょうからネ。　女性の駐在員は まだ少なく、現地採用の若い女性も多くはありません。

　タイのＢＴＳ高架電車に乗ると、タイ人女性が圧倒的に多いのに驚きますが、日本へよく行くタイ人に
言わせると、東京の電車は男性が多く、驚くことの一つだとか。　朝夕に女性専用電車が走行している
光景は異様に映るよう …　事情を 説明したら、そんなに日本人は変態が多いのかと言われちゃいました。

　

タイの女性がタイの労働人口の半分に近い47％を 占め、トップが女性という企業も少なくなく、
企業内で 益々 存在感を 高めているようです。　企業や政府機関で女性管理職に起用される

割合は３割と、日本の４倍以上だそうです。　高学歴な女性の増加で晩婚化が進んだことも背景に
あるようですが、８月１日の 「タイ女性の日」 に組織された全国女性協議会の努力も大きいとか。

　　

同協議会は 日用品大手のＰ＆Ｇなどと協同で、「家庭と仕事の両立」 「責任ある女性起業家」 と
いった女性の社会的役割の強化などに、注力していると聞きます。　「訓練を 通して、女性は母親・
妻・地域のリーダーとして、家族を 養いながら職場で成功を 収められる」 と ・・・

　これでは、益々 タイの男性が働かなくなるんじゃないか、と心配してしまうほどですネ。　安倍首相も
「女性の活躍推進」 を 目指すのであれば、日本独自の女性の日を 設ければ良いのにねぇ～　　



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