日本人の海外旅行が思うように伸びていないようですネ。タイ国へ訪れる日本人観光客も
2023年4月になっても多くはなく、国籍別でも 今だに ベストテンに入って来ず、です。
国内線や国内旅行は、コロナ禍前の水準に ほぼ回復しているだけに国際線の回復の鈍さが
目立ちます。海外旅行に出かける人数は 2019年と比べて3割ほどに留まっているようです。
日本人の出国者数を月別で見ると、23年3月は69万人と19年同月の36%に留まっており、
1月と2月も19年同月の30%台でした。一方、日本にやってくる外国人の数は23年3月には
19年同月の65%まで回復しており、日本の海外旅行が減っていると、業界が気をもんでいます。
このゴールデンウイークに芳しくなかった海外旅行を増やそうと今週初め、日本旅行業協会
(JATA)が、夏休みの海外旅行者数の増加を目指し、5月15日から「パスポート取得費用
サポートキャンペーン」を開始するというニュースが流れていました。なんでも4月から
行なっている「JATA 海外旅行促進プロジェクト」の第二弾として実施するといいます。
海外旅行の必要条件であるパスポート取得の割合について、19年の24.4%から22年は
17.8%にまで下がっていると聞きます。これは先進国の中でダントツに低い数字だそうで
パスポート取得キャンペーンによって、25%以上にしたい、とJATAは 意気込んでいます。
<JATA 海外旅行推進部長の稲田正彦氏>
三年以上続いたコロナ禍によってパスポートを持っている人が減ってしまいました。コロナで
海外旅行に出かけることが想定できず、申請しなかったり期限が切れても そのままにして
いたりする人が多く、申請する人や更新する人が激減してしまったのでしょう。そう言えば、
今年3月から更新については、オンラインでできるようになってはいますネ。
さて、「パスポート取得費用サポートキャンペーン」では、パスポートの新規・切替申請をし、
一定条件を満たして今夏、海外旅行をした応募者の中から、抽選で3,210名に10年間有効の
一般旅券取得代金の半額相当8,000円分の電子クーポンをプレゼントするとしています。
このようなキャンペーンで申請者が増えて海外旅行する人が多くなるでしょうかねぇ~
伸びないのは円安もあるでしょうが、日本人独特の気質が影響しているような気がします。
いくらコロナ禍が終息しつつあっても、海外旅行するには まだ周囲の目を気にして
行けないのが現状のように思います。周りを気にしてマスクをなかなか外せない、という
日本人気質が影響しており、海外旅行には、まだ様子見の人たちが多いのでしょう。やはり
コロナ禍前に戻るには、一年はかかるのではないかな? 今年の秋以降に期待しましょ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます