去る5月31日は、世界保健機構 (WHO) が指定した「世界禁煙デー」でしたネ。そして
5月31日から6月6日までが、その期間ですから今日も世界で「禁煙デー」の最中です。
WHOが定めた「世界禁煙デー」では、” 特に非喫煙者に対する受動喫煙の危険性と健康リスクに
ついての意識を高め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となること” を目指しています。
34年前の1989年5月のWHO総会で、毎年5月31日を「世界禁煙デー」とすることが決議され、
31日から一週間を「禁煙週間」として定め、タバコの害を訴えるイベントが、全世界の190カ国
以上の国で行なわれています。WHOから「禁煙活動の模範国」と、されているタイでも同様です。
WHOが発表した2022年版の世界保健統計(World Health Statistics)によると、タバコを
吸う人の割合が最も高い国はナウル(太平洋南西部のナウル島を領土とする共和国)で、
喫煙率は48.5%でした。 過去には喫煙率が50%を超えている国々もあったようです。
本統計はWHO加盟国194の国と地域を対象としていますが、数値は2020年の推計値です。
年齢15歳以上を対象とし、世界全体の平均値は、22.3%(前回2018年は23.6%)でした。
日本の喫煙率は20.1%で、世界で89位。 前回の統計では21.9%でしたので、若干数値が
下がってはいます。成人の4人~5人に一人がタバコを吸っていることになりますネ。
<タイのタバコパッケージを最初 見た時は驚きました>
タイ国はというと、22.1%で71位。WHOから「禁煙活動の模範国」と、されているのは、
喫煙率から来ているのではなく、そのパッケージにあります。いち早くタバコの害を訴えた
画像を、パッケージに表示したことが模範国とされた理由で、アジアでは二番目の試みでした。
最初に画像による健康警告を義務付けた国は、カナダで2001年、次がブラジルで02年、
シンガポール 04年、そしてタイ国が05年ですから世界で四番目に画像による健康警告を
義務付けています。承知の通り、タイ国はタバコに関しては厳しい国として知られています。
<今ではメーカーのロゴなども禁止され画像は統一されています>
それは電子タバコにも焦点を合わせて来ています。タイ国の「2023年度世界禁煙デー」の
スローガンは「電子タバコは有毒で、中毒性があり、危険だ」ですからネ。タイには世界で
最も厳しい反電子タバコ法があるにも拘わらず、電子タバコは若者を中心に拡大しつつあり、
それで今年のスローガンを電子タバコにも焦点を合わせたのでしょう。 明日に続きます。
だからかな?
我家の目の道路には、吸い殻が毎日落ちてます。
ゴルフ場では、ティグランドに吸い殻が落ちてますね。