子供は、タイの子でも 日本の子でも 可愛いですよネ。 最近は なぜか、
特に 幼い子を 見ると ついつい 相好がくずれてしまいます (苦笑)。
と言え、デパートやホテルのロビーなどで大声を あげている子供に出会うと、やはり心中
穏やかではありません。 特に、そっくり返って泣く子がいたりすると、「子供を こんな所で
泣かせるのは親の責任だ」 と思ってしまう … タイの人も子供には甘ちゃんですからねぇ~
我儘いっぱいに育って、親や周りの者人を 困らせているのを よく見かけます。
ところが先日、BTSスカイトレインの車中で こんな光景を 見ました。
タイ人の2・3歳の女の子と母親の二人ずれです。 母親は席に座り、子供はベビーカーに乗って
いました。 タイ人の親がベビーカーを 使うのは珍しいんです。 で、余計 気になりました。
初めはニコニコしていた子供が、やがて むずがり始め、ついに大きな声を 出し始めました。
すると母親は、ベビーカーから子供を 抱き上げ、ただ じっと抱きしめているんですネ。 子供は すぐに
泣きやみ、母親の胸に頬を 押しつけながら満足そうに何か喋りだしました。 すると今度、母親は唇に
指を 当て、小さく何かを 囁きかけているんです。 そして何度も背中を さすり始めました ・・・・
ただ これだけの話なんですが、ワタシは深く印象づけられましたねぇ~
日本でも こんな時、多くの母親は 子供を 叱るか、お菓子などで なだめているかですよネ。
でも この若い母親は 抱きしめる、子供の背中を さするという行為だけで、子供を コントロール
していました。 子供が喋り始めようとすると、「電車の中だから、お喋りは後でね」 という動作を して
公けでの場の振る舞い方も教えています。 母親本人は、そんな意識はないのかも知れません。
ですが、本当に感心してしまいました。 長年 保育園の園長を やっていた人の言葉を 思い出しましたネ。
「しつけは大切だけど、しつけなくては という気持ちが強いと、つい叩いてしまう。 子育ての
イライラやストレスが、子どもへの愛情を 置き去りにさせ、叱るから怒るという行動にすり替わってしまう。
上手な叱り方のヒントは、叱られる側の子供の立場にもなって考えること。 そう言われたら、
子供はどう感じるだろうか。 子どもはどう受けとめるだろうか」 と、ここを 思ってやらないと …
女性が母親になることは なれますが、でも 母親たる ことは、中々できることではないですよネ。
“正しいしつけは、親から子供への大切な贈り物” なって、言われますが、この若いタイ人の
ママさんは シッカリと、贈り物を していましたねぇ~ 嬉しくなりました!
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