先月中旬、バンコク市街地や近郊を走行する日本の電車2車両が、日本からタイに到着しています。
いよいよ新しい鉄道路線、レッドラインの開通です。バンコク市内のバンスー駅(Bang Sue)
からドンムアン空港経由のランシット駅まで北へ8駅(26.4キロ)。 そして バンスー駅から
チャオプラヤ川を渡って西へ14.6キロ(タリンチャン駅 Thaling Can)に渡る区間の運行です。
<将来タリンチャン駅は、バンスーから西へ延びます>
今日かな、近日中に切り替えポイントとなるバンスー駅で式典を行なわれる予定。待ちに
待った日本製の車両が使われることに関係者も一般の人も期待が高まっていると聞きます。
来年1月から走行試験を開始するとしていますが、同形式の車両は2016年3月30日、三菱重工業、
住友商事と共同で、タイ国鉄(SRT : State Railway of Thailand)から受注した車両とのこと。
今後、タイ国鉄が4両編成10車両、6両編成15車両の全130車両を発注していますので、来年
6月までに全24編成(130両)が出荷されてきます。 正式な開通は21年になりますかねぇ~
<やってきましたレッドラインの電車>
周知の通り、タイでは減らない車利用による道路渋滞や大気汚染が深刻な問題となっています。
2000年に入ってから首都圏の大規模輸送を実現する交通インフラの構築が求められてきました。
この「レッドライン・プロジェクト」は、タイ政府が進める大規模事業計画の一つになります。
16年から開通している高架鉄道パープルライン(バンスー駅から北西部のノンタブリ県の
バンヤイを結ぶ)は、東芝、丸紅、JR東日本が参画していますが、レッドラインの開発には、
三菱重工業、日立製作所、住友商事の3社で受注しています。日系の鉄道が増えてきました。
車両をはじめ主要システム一式が日本製という、タイへ第二弾のシステム導入です。中国とは
違い、世界的にも歴史もレベルも定評の高い日本の鉄道システムの実力の見せどころです。
開通されればドンムアン空港へはバンコ市内から鉄道で行くことが出来ます。平日の朝夕は市内から
空港までも交通渋滞にハマりますので、LCCの便利用が多いタイの人たちには利便性が高まりますネ。
レッドラインの鉄道開通によって、将来はタイの玄関口であるスワンナプーム空港と
バンコクの玄関口であるドンムアン空港を鉄道で行けることになりますネ。
レッドラインが完成されると、地図のようにバンコク首都圏のエリアが、かなりの鉄道で網羅されます。
さらにバンコク首都圏でのピンクラインとイエローライン(両路線ともモノレール)のプロジェクト
開発計画も承認されています。2029年までにバンコク首都圏は東京首都圏を目指しているとか。
本当に東京の地下鉄網のようになってきましたヨ。 いやぁ~ バンコクも凄くなってきたした。
将来のバンコク首都圏の交通インフラの構築で、タイも大きく様変わりしますよぉ~
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