いやぁ~ 今回はワチラロンコン国王に、失礼ながら “あっぱれ!” ですねぇ~
国王の対応が非常に速かったです。タクシン派の一つタイ国家維持党が、ウボンラット
王女を首相候補として届けた翌日の昨日(9日)に、“不適切だ” と声明されました。
「ウボンラット王女は 故プミポン前国王の長女であり、今も王室の一員である。憲法に
定められているように国王は政治性のない存在であり、王室メンバーにもそれは適用される」
と強調され、「王女も政治的に中立であるべきで、政治的地位に就くことはできない。全ての
王族は特定の政治的立場をとることはできない」と述べられました。 これは命令でしたネ。
国王の声明を受けて タイ国家維持党は同日、「党は国王の声明に従う。我々は王室の伝統を尊重する」
との声明を発表し首相擁立を断念。届け出も撤回しました。異例の擁立劇は1日で収束しました。
王室を巻き込んで、どんな総選挙になってしまうだろう、という心配も一件落着のようです。
同党は9日午後に予定していた選挙関連の行事も中止にし、ウボンラット王女も同日、SNSに「励ましと
支援に感謝する」と投稿しました。いくら姉でも現国王のお言葉では、取りやめざるを得ないでしょう。
でも王女は支援者に謝意を伝えるとともに「タイが前進し、国際社会に受け入れられること」
「国民全員が権利と機会を持つこと」を期待するなどと、現在の心境も述べられています。
これは現軍事政権への不満かも知れず、民政になることを願っているようにも感じました。
<プミポン前国王、政治のご仲裁はありましたが ・・・>
確かに 立憲君主制のタイでは通常、国王が選挙情勢に関わるような政治的な発言をすることは、
プミポン前国王でもありませんでした。ウボンラット王女は米国留学中に米国人と結婚し、
タイ王族籍を離れているとは言え、タイの政界と社会に衝撃を与えた同党の王女擁立劇は大変な
騒ぎになりました。ですが、白紙撤回され わずか1日でその騒動も治まりそうです。ヤレヤレです。
私もそうでしたが、今回の王女擁立は国民の間でワチラロンコン国王も了承しているとの見方が
ありましたので、王室も巻き込んだ選挙戦となり、国家が二分するような事態になるのでは、と
懸念されましたからねぇ~ でも国王の声明で、王室は政治的に中立であるべきという原則を
改めて示されました。 ある意味、様々な噂などが払拭され、良かったのかも知れませんよネ。
これで軍政とタクシン派を軸とした争いになることが、より明確になりましたが、まだ どうなるか
分りません。 ですが、騒動が終わってみると、タイのデヴィ夫人と言われるウボンラット王女を
利用しようとしたタクシン派と一族の “巧妙な狡さ” だけを 国民に印象づけた感じですネ。
お久しぶりにワチラロンコン国王のご活躍でした。 素早い対処で本当に良かったです!
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