パクチーは日本で市民権を得ていますが、「フルーツ王国」と称されるタイの果物は少ないですネ。
タイは果物の宝庫で、熱帯性気候により年中収穫があり、また色鮮やかで高糖度のトロピカルフルーツ
として世界で人気を博しているんですがネ。輸出上位5に入るドリアン、ロンガン(リュウガン・龍眼)、
マンゴスチン、ランプータンなど日本では、馴染みがなく余り ポピュラーではないんでしょうか?
今は むしろ日本のフルーツの方がたくさん入ってきているイメージが強いですネ。
つい最近も「福島産の桃5トンがタイへ輸出された」なんてニュースが流れていました。
今年は昨年に比べて2倍以上の50トンが輸出される計画だそうです。バンコクを中心に、
伊勢丹やエンポリアムなどの高級百貨店や量販店 約40店舗で販売されるそうです。
日本でもブランドである高級果実をタイで輸入販売すると、 やはり日本の小売価格の3倍以上の価格に
なりますので富裕層向けになります。そのほかリンゴ・梨・メロン・イチゴなど結構 人気が高いようです。
タイに限りませんが、日本のフルーツは海外では「美味しい」と同時に「健康的」「安全・安心」
であるというプレミアムが、多くの富裕層や近年 増えている中間層に受けているんでしょう。
それだけ日本ではタイの果実が浸透しないのは、美味しくても「健康的」「安全・安心」の配慮が
足りないように思います。パパイヤなど もっとタイ産が輸出されていてもよさそうですが、
スーパーにあるマンゴスチンなど見ても無動作に置かれていますものネ。 そして中国産、
東南アジア産は、まだまだ日本では「安全・安心」に不安を感じさせるんでしょうネ?
でもタイのフルーツは国立食品研究所によると、昨年 輸出した果物の総量は280万トン、金額にして
1,196億3,000万バーツ(約3,589億万円)となり、前年比19%の増加となって好調なんですネ。
この数字はドライフルーツやフルーツジュースなどの加工品を含みますが、その内、フレッシュ
フルーツの輸出額は全体の27%を占め、324億1,200万バーツ(約973億万円)だったとのこと。
<ロンコンとロンガンの缶詰>
トップは やはりドリアンで、以下 ロンガン、マンゴスチン、ランブータン、ロンコンと続きます。
ですが、私が好きなマンゴが上位に入っていません。マンゴは各国で生産されているんでしょうネ。
輸出された国のトップは米国で、以下 中国、ベトナム、香港と続きます。 米国向けは主に
フルーツジュースやパイナップルの缶詰などの加工品。中国・香港向けはフレッシュフルーツ、
<ドリアンも高級イメージが大切ですね>
特に中国人が好んで食べるドリアンが主な輸出品となっています。ベトナム向けは、
国境を接している中国への販売を目的としてタイから輸入しているとのことです。
タイのフルーツ産業は、タイにとって多くの外貨獲得産業になるという位置づけに
なってきているようですヨ。日本ではドリヤンなど、もっとグレードの高いプレミアム
クラスにすれば、売れるような気がしますけどねぇ~ どうでしょ?
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