タイ米の美味しい食べ方は？

日本に帰国していると、日本のお米が美味しくて、種類も多く、ワタクシのようなお米派は堪りません。

ですが、タイのお米も焼き飯やお粥などにすると、美味しさも日本のお米に負けてはいません。昨年で日タイ修好120周年を
迎えましたが、それ以前の昔々の600年前から琉球王朝とアユタヤ王朝の交易が始まっており、当時から現在に至るまで
タイのお米は、沖縄の焼酎“泡盛”に使われて続けています。“泡盛”はタイ米で造られている、ということは意外と
知られていません。また　世界大戦の戦時中の米不足にタイ米が、随分と日本に入り、パサパサご飯として有名だったようです。

そのパサパサご飯も、今や美味しいご飯に変貌し、タイでの米の年間生産量1900万トンの内、約半分の900万トンが
輸出され、タイの米輸出量は世界第一位となっています。（因みに昨年の日本の米の生産量は871万トンだそうです）

更に、石油価格の高騰も影響か、世界の食料需要にお米需要も増加し、タイの米輸出は益々好調のようで、輸出価格も1トン当り
100ドルも騰がり、国内需要の不足まで懸念され始め、タイ中部では夜間に稲を刈る“米泥棒”まで横行しているようです。
また「コメ不足になる」という噂も広がり、スーパーなどへ米を求める人達が殺到した、なんて話もあるようです。

タイの美味しいお粥（カーオ・トム）のお話に戻ります。

中でも 朝の屋台でも売っている“ジョーク”と呼ばれる中国風のお粥が、ワタクシ大好きです。朝より飲んだ後が堪りません。
お米を細かめに刻み、生姜の香りとミンチボールの固まり等で味付けし、それだけで美味しいのですが、半熟の卵を入れると最高です。

昔の昔、スリウオン通りに「ニオム」というお粥屋さんがありまして（今はシーロム通りに引っ越しましたが）
飲み明かした後、女性のお友達と夜明けのコーヒーならず“夜明けのお粥”をよく食べに行ったたものです。（笑）

その味付けが好評なのでしょうネ。今や　この“ジョーク”がインスタントとなって、セブンイレブンなどに出回って、
毎年の売上げが20％も伸びていると聞きますが、ワタクシ、納得です。ホント美味しいですヨ。
富裕層の間で朝食を食べない子供やら、老若男女のダイエットにと、各食品メーカーもこぞって参入しているようです。
皆さんも、朝の屋台でも、夜明けのお粥（笑）でも、インスタントでも、一度お試しあれ！！



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