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タイ航空については 首相の大英断でしょう!

2020年05月20日 | タイの名所、名物、料理
 
 タイ政府は昨日、タイ国際航空(TG)を破産法に基づく会社更生手続きにより再建を目指す
ことを決定。プラユット首相は、ついに政府系航空大手の事実上の経営破綻を決断しました。

当ブログでも再三 触れてきました。同社は新型コロナウイルスが流行する以前から苦境に陥っており、
2012年以降は16年を除いて毎年赤字を計上しており、19年も120億4,000万バーツ(約407憶円)の

 

赤字でした。 2019年末の累計負債総額は約2,450億バーツ(約8,281憶円)にも上ります。
同社の内外からも海外からも、“一から出直すべきだ” と、何年も前から言われ続けていました。

プラユット首相も堪忍袋の緒が切れたのでしょうネ。首相は今月5日、政府による資金援助の
条件として、経営改革と再建計画の実行と従業員の協力を挙げ、今回が経営再建の最後の

 
 <決断を発表するプラユット首相>

チャンスと警告していました。すると7日に労働組合(労組)は、フェイスブック(FB)に声明を出し、
”タイ国際航空はフラッグキャリアであり、会社の分割や民営化に反対する” と表明を出しました。
この労組の声明に対し、国民からFBに「税金泥棒」「倒産しろ」といった批判が殺到していました。

しかも近年、タイ政府が経営改革のためTGに送り込んだ過去三代の社長はいずれも、強力な
労組と利権構造に絡む軍や政治家の抵抗に遭い、改革を阻まれ、辞任に追い込まれてきました。

就任1・2年で辞任し、交代のたびに社長不在の期間は1年以上にも及んでいます。直近では
2018年9月に就任したスメート社長が今年4月付で辞任しています。現在は51%の株を持つ
財務省の次官補であるチャクリット氏が社長代理を兼任し、経営の諸問題に対処しています。

 
 <チャクリット社長代理>

私見が入りますが、きっとプラユット首相が、“新型コロナウイルス感染拡大などで深刻な経営
問題に直面している中、会社とその従業員は死ぬか生きるかの瀬戸際にあることを肝に銘じて

復活のために一丸となって最善を尽くすべき” と警告と指示しているにも拘らず、労組の反対
声明に対し、怒り心頭だったのではないでしょうかネ。 あくまで私の推測ですけど ・・・

  

タイの友人は、“首相はTGの立て直しのために 以前から5年に及ぶ時間を与えており、今回
政府が提供する支援によって 経営状態が改善しない場合、経営再編に向けて大きな決断を

するだろう” と言っていましたけどネ。 一部の軍や政治家も絡んでいるタイ国際航空の問題は、
「プラユット首相だからこそ出来た決断」でしょうネ。 今後を見守って行きたく思います。  


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