タイは禁煙模範国だ！

　　
　WHO　（世界保健機関） から　「禁煙模範国」　とされて、今や禁煙については
先進国になっているタイ…　どんな歩みがあったのでしょうネ？　（一昨日からの続き）

1992年ごろに非喫煙者の健康を守る法律ができ、タイ国は比較的タバコの規制に対する先進国の
下地は元々あったようですが、タバコ税の増税も1993年から実に10回も行われており、1箱の価格の

67～80％が税金で、今では　国産タバコ１箱の価格は約58バーツとなり、この価格は屋台ラーメン
１杯30バーツの値段と較べ　約二倍ですから 決して安くはありません！　

　　　　
＜値上げも一つの方法だ…＞

そして　2002年からエアコンの効くレストランで禁煙という、規制がスタートした頃から　「禁煙模範国」　に
なっていったような感がありますネ。　　高いうえに吸える場所もなくなっていく・・・

　愛煙家にとって、この規制は衝撃的だったようですが、2005年からは真っ黒な肺や喉頭ガンなどの
カラー写真をパッケージに印刷されるようになって…　この時のショックといったら大変だったようですヨ。
愛煙家に対しての嫌がらせだ、あまりのグロテスクさに海外へのお土産になった、という話がアチコチで…（笑）

最近　またデザインが一新されていますが、あのグロテスクな写真が　「タイの健康警告表示」　だと
言いますから…　日本の警告表示は、確か　「吸い過ぎはガンになる恐れがあります」　云々でしたよネ、
えらい違いです。　本当に喫煙を止めさせるなら、この写真添付は効果てきめんでしょうネ・・・

　
　　　　＜これを見たら吸えなくなるぅ～＞

因みに、現在　政府がタバコ会社に写真を義務付けているのは、タイの他にカナダ・ブラジルなど
12カ国あるそうですが、タイはパッケージ総面積の50％以上を表示に当てることを義務付けているとか…

その写真も今では10種類はあるようです。　確かに こんな写真が添付されていたら吸う気持ちが
萎えますよねぇ～　　この禁煙の方策には　”恐れ入りました！”　ですネ。（笑）

　1991年以前、全体の喫煙率が38％だったのが、今や19％になっているそうですから、禁煙対策も
さることながら、喫煙率もこれだけ下がれば　WHO から 「禁煙模範国」　とされるでしょうよネ。

　　
＜タバコは可哀そうなぐらい悪者に…＞

タイ国、今では公共の場所　（公官庁施設・教育施設・運動施設・チャトチャック公園・観光名所・
寺院・）　での喫煙を全面的に禁止しています。　なんと　カオサン通りまでもが禁止ですって…
禁煙地域で喫煙した者には、2,000バーツの以下の罰金が科せらるとの事・・・

まさに　吸える場所がありませんねぇ～　　例外として、スワンナプーム空港に限り　喫煙コーナーでの
喫煙が認められていると・・・　そりぁ～　そうでしょう。　
　「禁煙模範国」　のタイ、本当にタバコが吸えない国になりました！　　



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