近年、米国LPGAツアーでは日本とタイの女子プロが、“韓国選手に負けじ” と増えて
きており、戦績も実力も上位に入り込んで、競い合っている感がします。台湾でも そう!
1月8日が最終日だった台湾女子(TLPGA)の初戦「日立レディースクラシック」 では、
18歳の櫻井心那(ここな)プロが、2位のウー・チャイェン選手(台湾)に2打差を
つけて逃げ切り、通算8アンダーでフィニッシュし 見事 初優勝を遂げています。
櫻井プロは 昨季の下部のステップアップツアーでは、史上初のシーズン5勝をマークして
賞金女王に輝き、今季のレギュラーツアーの出場権を獲得している選手です。2021年11月の
プロテストに合格し、レギュラーツアーで2勝の川崎春花プロと同じく1勝の尾関彩美悠
プロらと同期であり、「21期生 花の三羽ガラス」と言われ始めているところです。
櫻井プロは新年早々、優勝賞金の250万台湾ドル(約1,080万円)を掴み取りました。
<台湾のQT戦でトップだった荒川侑奈プロ>
日本勢は櫻井プロを含めて13人が出場し、荒川侑奈プロが通算3オーバー11位タイ、逢澤
菜央プロが通算7オーバーで25位に ・・・ 日本で5勝している比嘉真美子プロは予選
落ちでした。 日本で通算16勝の地元のテレサ・ルー選手は トータル2アンダーの4位
タイ。昨年覇者のサイ・ペイイン選手(台湾)も同しく4位タイで三日間を終えています。
トータル5アンダーで3位にはタイ国のナンティカン・ラクサチャット選手が入っています。
<3位に入ったナンティカン選手>
昨年の台湾ツアーのQT戦(予選会)には、20人前後の日本人女子が、出場の機会を求めて
挑戦し、荒川侑奈プロがトップ通過をし、ほか5人がトップテンに食い込んでいました。
タイ人女子も15人前後が挑戦していましたが、トップテンには2人が入りました。
今回のツアーでは総勢106人が予選からスタートし、67人が予選通過しました。日本勢は
13人参戦し予選通過が6人。 タイ人選手は22人参戦し予選は16人も通過しています。
優勝は櫻井プロで3位はナンティカン選手でしたが、予選通過ではタイ人勢が優りました。
荒川侑奈プロと同じく11位に、サラポン選手とワンチャナ選手が入っています。
日本の選手はLPGAのメンバーで無ければ日本の予選会にも出場できず、活躍の場を海外に
求めているんでしょう。タイの選手は自国のツアーが、まだ少なく賞金も低いこともあって
海外に挑戦している感じですネ。 こうして日タイの選手が海外で目立ってきています。
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