タイ国では定期的に、また 思い出したように違法の賭博やカジノが摘出されており、
その都度、国民のギャンブル好き 或いは ギャンブル依存症などが指摘されています。
そんな背景もあり 今年の2月、違法なギャンブルと依存症の問題を解決し、新型コロナ
ウイルスにより衰退した経済再生を目的に、ギャンブル合法化へ向け、調査・検討する為、
政治家や有識者など合計60人のメンバーによる「カジノ委員会」が設立されています。
<シンガポールのカジノをイメージしているようです>
カジノ設立の対象都市は、チェンマイ、チェンライ、ウドンタニー、ウボンラチャターニー、
パタヤの観光都市や 他の様々なエリアなどを候補に挙げながら議論されていたようです。
それが先週、同委員会は理想的な候補地として、ミャンマーと国境を接する北部ターク県
メーソートを提案しています。同地は、国境を越える物流チェックポイント、入国審査場、
空港、鉄道の交通インフラなど、観光客をサポートする主要設備が整っているとのことです。
<ターク県メーソートで行なわれたカジノ調査・検討会>
ビフォーコロナでは、合法カジノで遊びたいタイ人は、カンボジアやラオス、ミャンマーに
足を運んでいました。そのターク県メーソートと隣接するミャンマーのミャワディ市でも、
中国の投資家が運営するカジノがあり、行き慣れた、知られたエリアではありますネ。
でも違法賭博の横行はバンコク都内はじめ、大都市で行なわれており、闇経営する者や行なう
依存症が、わざわざ このようなエリヤへ行かないでしょう。また経済を活性化するするには、
外国人観光客が集まる大都市か、近郊の方が良いような気がしますが、さて どうなりますか?
そんな中、タイ政府は今月2日からスマートフォンアプリで購入できる「デジタル宝くじ」を
導入しましたネ。 ギャンブル好きと言われるタイ人ですが、庶民の楽しみとして、普段から
多大な人気を集める娯楽の一つ。同時に それを利用し 従来の宝くじ券を 違法な高値で売る
悪徳業者も問題となっていました。それを デジタル宝くじで 防ぐ狙いもあったのでしょう。
処が、発売から数日で売り切れるほど人気を博し、タイ人のギャンブル熱に より火をつけた
格好になっているようですヨ。 デジタル宝くじ導入は、闇取引にメスを入れる目的でしたが、
公定価格で売る透明性もあって、発売後、一週間で500万口が完売したといいます。
でも これは想像できたことでしょうネ。 なにせ、タイ国は2021年には97億件のオンライン電子
決済の取引きがあったとされ、人口の割には世界有数の電子決済の国ですからネ。明日に続きます。
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