縁起のいい数字、中国から？

　　
　どこの国でも縁起の良い数字、悪い数字というのがあります。　日本では縁起の良い数字といえば
「ラッキー７」　の７や、末広がりの８、また　悪い数字は　「死の４」　や　「苦しむの９」　が嫌われます。

が、タイほど拘りません！　タイは官民一体となって、多種な行事でも、なんでも見事なまでに９という
数字に拘ります。　結婚式・イベントのオープニング・会議・・・等々、縁起が良いということで9時9分
スタートというのが実に多いです。　中途半端な時間に、事情を知らない外国人は戸惑います。　（笑）

　　　
＜結婚式も9日9時9分に行う？＞

また　車のナンバープレートの入手では、陸運局が競売にかけるほどで、バンコク市のような大都会では
四桁並ぶ９９９９などは数百万バーツで落札されるそうですから驚きです。　お金持ちの贅沢な
拘りなのか　或いは　よほどの見栄っ張りなんでしょうかねぇ～　　（失礼！）

　いつでしたか、プーケット県陸運局のオークションで、約300枚のナンバープレートで、1,447万バーツ
（約4,050万円）　を売上げ、落札額が最高だったのは、やはり　９が四つ並んだ　「9999」　で、74万バーツ
（約207万円）、　二番目が　「8888」　の51万バーツ　（約142万円）　だったそうですヨ。


　　　＜どこの都市でも　9999が人気ナンバーワン！＞

車が一台買えちゃえます。（笑）　その他　四桁並ぶ番号以外で、好まれる番号プレートは、３３３、２２、
１　といった三桁、二桁の同じ番号と　一桁だけの番号が人気あるそうですヨ。　更に　１２３４といった
連番　６０００、３００といった　切りのいい番号も好まれるようです。　　

この辺になると、日本でも同じ感覚かも知れませんネ。　しかし　陸運局でオーデションをしちゃう、
というのも凄いですねぇ～　　落札したナンバー　プレートを転売して儲ける者もいるとか・・・

　この数字の拘りは、どうやら中国系の人達からの影響も大きいようですねぇ～　

中国では、中国語の８　（パー）　の発音が、金持ちになるという意味の発　（ファー）に似ているので、８が
縁起が良い数字とされているようです。　確か08年の北京オリンピックの開会式を8月8日午後8時8分に
開幕させましたよネ。　８を五つ並ばせて　「発発発発発」　ですからねぇ～　（笑）

　　　
＜北京五輪も8月8日8時8分に＞

また　タイと同じように、8が並ぶ自動車のナンバーを数十万元（数百万円）で売買したり、ビルの形も
決まっていないうちから、88階建てにすることだけは先に決めていたりと、８という数字に対しては
異常な執着を見せます。　両国とも国を上げて数字に拘るなんて　面白いですよねぇ～　・・・

更に　おまけがついて、北京オリンピックが開幕した8日に　結婚手続きを行ったカップルの数が
なんと　31万4,224組だったそうですヨ。　この日に合わせて出産した　「五輪ベビー」　も相当数に
上ったようです。　やはり　タイの数字の拘りは、中国から来ているんでしょうかネ・・・

　今日のお話しは　縁起の良い数字の拘り、タイと中国でした！　　



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