昔と較べると、日本のお米が随分と店頭に並ぶようになりました。 しかも美味しくなっています。
フジ スーパー (日本の食材専用) に行けば、いや 他のスーパーに行っても、日本米がいくらでも
売られている時代になりましたネ。 ワタシ、ごはん党ですから これもタイで嬉しいことの一つです!
<福島のコシヒカリを食べないと…>
タイと日本の共通点は、色々ありますが “米文化” も、その一つでしょうネ。
お米の種類には、日本米に代表されるジャポニカ種 (太く短く粘り気がある) と、タイ米に代表される
インディカ種 (細長くパサパサしている) と、どちらも世界を代表するお米です。 世界で生産される
9割がインディカ種でアジアに集中しています。 あと 二種類の中間種で、米粒がやや丸く大粒、炊くと
少し粘り気があるカンボジアのジャワニカ種もありますが、交配による改良で新しい品種の誕生らしい…
<タイのインディカ種、細長いねぇ~>
世界で米の生産量ランキング、タイは5位なんですが、輸出国としては世界一 米の輸出国です。 そんな
お米の国 タイですが、どうりで 日本米が 沢山売られるようになってきたか、事情が判りました!
それは、タイ北部のチェンライ県などで ジャポニカ米の生産が増えているんです、って。
本当は、上述のようにタイではインディカ米が主流で、ジャポニカ米は日本で多く生産されている品種。
ですが、ジャポニカ米のほうが高く売れる為、生産者の間で人気が高まっており、生産者も増えていると…
<ジャポニカ種が増えている…>
生産者米価、インディカ米が1キロ当たり約8バーツ (約22円) だそうですが、ジャポニカ米は
11バーツと約38%も高いようです。 更に タイ北部の冬季の平均気温は、摂氏15度で、ジャポニカ米の
栽培に適している、と言いますから そりぁ~ 生産者も生産も増えるでしょうねぇ~
チェンライ県だけで3,200万平方メートル以上の作付けがあり、年間生産量は約1万トンに上って 近県の
チェンマイ県やパヤオ県でもジャポニカ米の生産者が増え、栽培され始めているんだそうです・・・
<タイは三毛作も可能とか…>
でも タイでは60年代からジャポニカ米栽培の研究は始められており、80年年代に日本のササニシキや
コシヒカリと同種のコメの栽培に成功はしているんですネ。 最近の収穫量は100平方メートル当たり
約44キロ。 日本の収穫量は同60キロ前後と言われますので、ジャポニカ米も日本に迫っているようです。
考えてみれば、タイには1,000店以上の日本料理店があって、8万人前後の日本人が住んでいる大きな
マーケットがあるワケですから ジャポニカ米が生産増されていくのは、当然と云えば当然ですよネ。
<やっぱり、ごはんが一番!>
ましてや カシコーン銀行によると、タイ国内の日本料理店の市場規模は、昨年80億バーツで 年
10%~15%の成長が見込まれ、来年には100億バーツに達するという見通しだそうですからねぇ~
ジャポニカ米は、インディカ米に比べて、きめ細かな手入れが必要と聞きますが、苦労に見合った利益が
期待できるんだそうですヨ。 ジャポニカ米の生産は、今後 益々 増えそうです。
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