今の日本は毎日のように雨が降り、嫌な天気が続いています。 同時に蚊が飛び交う季節でもあります。
近年の日本では一昨年、デング熱が約70年ぶりに国内感染が確認されたこともあり、蚊を
気にする季節がやってきています。 それに加え、中南米を中心に流行中のジカウイルス感染症
(ジカ熱) も気にしなければならず、国や自治体は注意を呼びかけている今日この頃ですネ。
ジカ熱はタイにも生息するネッタイシマカ、日本にも広く分布するヒトスジシマカを介して感染が
広がります。 ウイルスを持つ人の血を吸った蚊が別の人を刺し、「人から蚊」 「蚊から人」という
感染を繰り返して拡大します。 日本でヒトスジシマカは5月中旬~10月下旬に活動するようですヨ。
ブラジルで流行してリオ オリンピックも心配される日々ですが、人口の約1割をブラジル人が占める
群馬県大泉町は、現地に訪れるブラジル人も多いため、ポルトガル語で注意を呼びかけるポスターを
町内のブラジル料理店などに配ったりしているそうです。 またオリンピックを控え、厚生労働省は
現地で蚊に刺されないよう注意喚起し、妊婦は流行地への渡航を控えるよう呼びかけていますネ。
妊婦が感染すると、小頭症の赤ちゃんが生まれる恐れが指摘されていますから尚更です。
日本国内でも今年、海外で感染した日本人の発症が多く報告されています。 ジカ熱に感染すると、
軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などの症状が出てきますが、まだまだ
不明な点も多く、日本でもタイでも 早急な研究や対策に 万全に期してほしいところです。
今年初め、ブラジルなど中南米で流行した際、世界保健機関 (WHO) が 緊急事態を宣言しましたが、
合わせてジカウイルス感染症の発生地域は中南米を中心とする48カ国・地域と、アジア大洋州地域の
<緊急事態宣言を発表したWHOのチャン事務局長(右)>
タイ、パプアニューギニア、ベトナム、フィリピン、フィジー、ニューカレドニアなどが含まれると報告。
タイ、ベトナムが含まれたことで、タイに住む人たちにとって 一層身 近になり、注意も必要となりました。
日本も安心はできませんよネ。 2年前に、同じヒトスジシマカによって感染が広がるデング熱が
代々木公園から発症し、国内で流行し、首都圏を中心に約160人が感染しました。 国内では 今の
ところ報告例はありませんが、海外で感染する患者は増えており、今年6月12日時点で145人が
感染し、過去最多だった昨年の同時期の101人を大幅に上回っているといいますからネ ・・・
感染を防ぐには、肌の露出を控え、虫よけ剤を使うことですネ。 日焼け止めを同時に使う場合は、
日焼け止めは後につけたほうが良いそうですヨ。 ヒトスジシマカの幼虫は、わずかな水でも
生きることができるそうですから、発生を防ぐためには、植木鉢の受け皿やバケツに水が
溜まらないようにすることが必要です。 タイでも日本でも注意いたしましょう ・・・
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